第62話 リベールの思い出
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た謎の人物を探すのも忘れてはならない。
このまま放置していればまたわたし達に何かをしてくるかもしれないし、何よりやられっぱなしは性に合わない。
「まあそいつの話は今はいいだろう。えっとどこまで話したかな?」
「カシウスと会ったって所までだね」
「ああそうだったな。それから俺はロレントの遊撃士ギルドの地下室を借りて生活していたんだ、まあジッとしているのは暇だったから掃除とか書類整理など雑用を手伝っていたよ」
「リィンは関係者ではないのに書類とかを見ることが出来たのか?」
「あくまで依頼の書かれた紙を掲示板に張ったりしただけさ、重要な書類はアイナさんしか触れなかったよ。まあそれでも本当はいけないんだけど魔獣が活発化した影響もあってかなり忙しかったんだ。人手が足りないからそうなってしまったみたいだね」
リィンの話だとその頃に魔獣の動きが活発になって依頼が殺到していたみたい。シェラザードも休む暇もなくお仕事をしていたって聞いて、わたしはもし自分が同じ立場だったらやってられないなと思った。
「そういえばレグラムにも遊撃士ギルドはあるが、やはり人手不足で困っていると聞いたことがあるな」
「ああ、実際遊撃士って数も少ないみたいなんだ。仕事も物探しとかアイテム調達など雑用がメインで地味だし魔獣退治も危険が伴うからな。子供はよく遊撃士に憧れているみたいだけど大抵は途中で諦めてしまう子が多いみたいだな。俺もアイナさんやシェラザードさんと飲みに行ってシェラザードさんから愚痴を聞いたよ」
「遊撃士も大変なんだな……」
まあ憧れだったお仕事が地味な事ばかりだったら嫌になってしまう子もいるよね。でもわたしとしてはアイナ達と飲みに行ったって事のほうが気になるね。
「リィン、アイナやシェラザードにエッチなことしてないよね?」
「はあ!?なんでそんな話になるんだよ!?」
「だって酔ったシェラザードって結構大胆なことするし……してないよね?」
「応、勿論していないさ」
「……本当に?」
「……まれに酔ったシェラザードさんに顔に胸を当てられたりしました」
「リィン、さいてー」
「そなたという男は……」
「しょ、しょうがないだろう!?酔った相手に絡まれたんだし、力ずくで逃げたら怪我をさせてしまうかもしれないじゃないか!」
「でもさ、ぶっちゃけ嬉しかったんでしょ?」
「……はい」
「不潔」
「度し難いな」
わたしとラウラの冷たい視線にリィンはたじろいでいた。ふん、おっぱい好きなリィンなんて嫌いだよ。
「リィンのおっぱい好きめ」
「ぐぅ……」
「まあリィンも男なのだ、あまり責めてやるのも可哀想だろう」
「ラウラ……」
「だがあまりにふしだらなのも問題だな。今度父上と模擬戦をしてみ
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