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緋弾のアリア ──落花流水の二重奏《ビキニウム》──
緋神の巫女と魔剣《デュランダル》
幼馴染の異変
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共通点が《星伽白雪ファンクラブ会員》だ、ということを小耳に挟んだのは今朝の話。
「そういえば、武偵校って男女問わず人気生徒のファンクラブ会員があるんだってね」
「へぇ、そうなの?」
「小耳に挟んだから、ちょっと気になって聞いてみたんだ。男子だと強襲科の不知火くんが人気があるみたいでね。女子は男子の比じゃないみたいで、それこそ君たち2人の他にも居るみたい。探偵科の理子とか、狙撃科のレキとか、装備科の文とか、色々とね」
苦笑しながら、空になった食器をテーブルの傍らに仕舞う。さりげなくアリアと白雪の名前を出したところには、2人の反応が気になった──という下心が無かったわけではない。
案の定、彼女たちは怪訝な顔をするなり、小首を傾げるなり、どうやら自覚の無さそうに疑問符を浮かべていた。そもそも、そんな愛好会の存在すら認知していなかったのだから、その反応も当然のことだろう──行き着く先が、同胞への嫌悪にならなければよいのだけれど。
「……まぁ、あまり実感は湧かないよね。むしろ気にしないくらいが良いと思うよ。下手に気にしちゃうと、そのファンクラブを好意的に思えるならまだしも、嫌悪してしまうと──ほら、関係の無い他の生徒までも、嫌悪してしまう恐れがあるからね。そこらへんは自己の裁量で」
そんな具合の釘打ちだけをしておいてから、食器でも戻しに行こうかな──と思いかけた矢先だった。この食堂一帯に、喧騒よりも甲高い校内放送のチャイム音が鳴り響いたのは。
『2年B組、S研の……あー、生徒会長の星伽白雪ぃ。今から教務科の綴まで早急に来るように。……繰り返すぞー。2年B組、S研の星伽白雪は、綴のところまで早急に来るように』
「白雪、お前……何かやらかしたのか?」放送終了を告げるノイズ音に被せるようにして、キンジは驚愕と危惧とを綯い交ぜにした声を、白雪へと投げかけた。
「ううん、何も……。キンちゃんたちは待ってて。取り敢えず行ってくるね」
「あぁ、行ってこい。食器は片付けといてやるから」
「うん、ありがとうっ」
キンジはそう告げると、小走りに去っていく白雪の背中を見送っていた。そうして自分と白雪の食器とを両手に持つと、そのまま食器返却口まで歩を進めていく。ふとアリアの方を見ると、それなりの数があったももまんも、いつの間にか全て無くなっていた。
「何となく、キンジと白雪の関係は、以前よりも親密になった気がするんだよねぇ」
「そうなの? ……でもまぁ、アタシと話す時とは違うなぁって思うけど」
「それでも、初日から見れば改善したでしょう」
磊落に笑みを零しながら、不意に腕時計の文字盤を見る。昼休みが終わるのには、まだ数十分ほどの猶予があった。「そうだ。……どうせなら、白雪に何があったか見に
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