暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
[5/18]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
紅茶を飲む奏。儚い感じで絵になる。あ、現実逃避に入ってた。まぁ、話は聞いてるからだいたい分かるんだけど。それでもな。
「……俺リアルタイムで居なかったしなぁ」
「……バーカ。それに目の敵にされてるってわかってるでしょ?」
「……あぁ、こっち見る視線に怒りを込めてるから分かるよ」
そう、何よりもティアナからの視線が超痛い。同じく若干ましだけどスバルからも睨まれてる。
なんかしたっけなぁ。
「……それよりも反省文、終わんねー」
「自業自得でしょう? 頑張って」
「……めっちゃ頑張る」
奏のこれまでの話から、どうもティアナは、ミスショットしたあの日からずっと自主練をしてるらしい。どの程度無茶なことをと質問すれば、何時間もずっと続けてるらしい。一日の訓練後に、昨日からは朝練の前にスバルと自主練してるらしいし。
奏曰く、それに気づいたのは今日との事。
話を聞きたいけれど……今の俺じゃ話は聞けない。それどころか、避けられてるし。
さて!
「……息抜きにちょっと流見てくる」
「はいはい、いってらっしゃい。ちなみにシャマル先生は留守だよ」
「……ありがとさん」
くっそ、気まずいってわかってるせいで、奏の悪どい笑みが嫌に映るわぁ……。
一通り移動して、医務室入ると、相変わらず流のいる場所はカーテンで閉められてる。気配から察するに、流一人っぽいな。
「あー……流か? 入っても……いいか?」
「……緋凰さん。どうぞ」
良かった。万が一拒否られてたら嫌だなーとか思いつつ、カーテンを開けて中に入る。そこに居たのは入院着を着た流。ただ、いつもと? 違うのはメガネを掛けて読書してた。
「具合。大丈夫か?」
「……えぇ、緋凰さんと叶望さんが助けてくれたおかげで」
「そうか、復帰はいつ頃になりそうとか、聞いた?」
「いえ、その辺りは全く。暫くは安静にするように、と」
心なしか沈んでる様にも見えるけど、今一表現が薄いというか、なんというか。雰囲気で察しないといけないから大変だ。
「……映像見たよ。デバイス……いや、アークもしばらくは修理だってな」
「……はい。私が動揺した結果、無茶をさせました」
「いやぁ。砲撃食らって涼しい顔で手を伸ばしてきたら動揺もするさ、それよりも命があって何よりだ。
まぁ、もっと速く来てくださいって思ってんだろうけど」
「いえ、そん……痛たた」
否定の言葉を述べようとして、お腹に力が入ったのか前のめりになってる。
ふと、流の足元の部分がやけに膨らんでるのが見えて捲ってみると。
「……こいつは」
スースーと寝息を立ててる震離の姿が。若干疲れた様
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ