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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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う思われているんだ。
魔力が足りないから、力が足りないから……支えてくれる人も、特殊な能力も無いから……仲間の反応が無くなっても、助けに行くことも出来ない。
結局、あの時救援にいけたのは響だけ……本人は偶然いけたって言ってたらしいけど、現れたアンノウンと渡り合ったというだけでも十分だ。
――その意味と今回のミスの理由、ちゃんと考えて、同じ事を二度と繰り返さないって、約束できる?
言われなくても、2度とあんなミスはしない。
アタシには力は無いけど、何もないけど。
また、一つ一つ積み上げて、もっと強くなって、証明しなくては
ならない
(
・・・・
)
んだ。
「ティアナ、そこまでにしとけ」
パンパンと手を叩きながら駆け足でやってきたのは。
「ヴァイス、陸、曹?」
「ミスショットが悔しいのは分かるけどよ。精密射撃なんざ、そうホイホイうまくじゃあない……それに、一端やめとけ。隊長達が来る、庇うのは今回きりだからな」
茂みに隠れるように膝をついて座る陸曹につられて私も姿勢を低くする。
「……いつっ」
たった数時間の訓練で足に疲労が溜まっていたらしく、ヘタリと座り込んでしまった。
そんな事じゃ……まだ。
「あんのバカ野郎。なんでよりにもよって……バカ野郎が」
? なんのことだろう? そう思って、足を引きずりながら陸曹の側まで行き、その見ている方を見る。
「……火花? ……何?」
遠くで火花が散っていて、誰かと誰かが戦って……あの動きは剣を振ってる動きで、ぶつかっているんだ。
じゃあ誰が? そう思ってよく見る……いや、六課で剣を使うのは二人しか居ない。そして、それは――
「……なんで、シグナムさんと響が?」
意味が分からない。なんで……あの二人があんな所で……なんで剣で戦っているのか。
しかも……響は怒ってる様にも見える。でも何に?
「ヘリの整備中、スコープでちらちらと見てた。ミスショットが悔しいのは……しかもそれが親友に、仲間に当たりそうになったってなら尚の事な。
そしたら、その脇であの馬鹿野郎が剣抜いて切りかかりやがったのを見ちまった。ふざけんじゃねぇよ。ったく」
「……なんで。どうして?」
「……たまたまシミュの側で戦ってるから、慌てて遠隔でコンソール起こして話が聞いた。ちょうどいいから腕試しと、文句があるんだとよ……くだらねぇ」
文句がある? 腕試し? 駄目だ……話が全く見えない。でも……。
ギュウっと手に、拳に力が入るのがわかる。
馬鹿なことをしてんじゃないとか、勝てるわけがないとか。そういうことじゃなくて。
「……やっぱり、強いじゃない……っ」
シグナム
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