=81話=勇者の道標
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奮を抑える。相変わらず、飲食物に手を出すと腕がポンコツになるのはなぜだろうか。とまぁ、それは置いておいて。おそらく、このクエストで手に入る武器の総称は『輝ける光器』が正しいだろう。
いつかの勇者のため、賢人武人が作り出し与えた武具。多くの勇者がそれを封印し、再び世界に危機が現れた時転生した自身が身にまとう輝ける力。
と、すると最初にユカが言っていた伝説級武具に匹敵というのもも眉唾ではないかもしれない。人と精霊の手によって、勇者のみ扱えるようチューンアップされた業物。
「……その勇者様専用武具ってわけね」
「ほかのキャラには装備できないからね。さらに、勇者……ディセンダーっていうんだけどさ。いわゆるジョブシステムだから、ジョブごとにレディアント……今回の武具があるんだよね」
レディアント武具ゲットのため、クエストをクリアしストーリーを攻略しキャラの絡みを見てきた幼少期を思い出す。と、顔を上げるとニマニマといえばニヤニヤといえばいいのか笑っている二人の顔が。
「ここまで読み通りの反応されると、いい感じにハメれて気持ちいわねー」
「頑張ったかいがありましたなぁ、ユカさん」
「頑張ってはないわよー……さ、それじゃリクヤもやる気満々だし、リクヤ復帰イベントもといレディアントイベ……いくわよ!」
「うぐぅ……お、おぅ!」
「おー!」
_________
針状物質の混入した水晶に深海の中に満ちる月光の光を宿らせる』をクリアしないことには次のクエストフラグもたたないだろうし、仮に順番を間違えた時、この世界樹がどうなるかわかったものではない。
「針状物質……は、そんな珍しいものでもないね。鉱石だと思うからリズべぇに話してみればすぐに用意できると思うよ」
「深海……には1つ心当たりがあるわね。というか、サウスも知ってるでしょ」
「あー、アスナちゃんとかサッちゃんと話してたアレかー」
「なにそれ」
アスナとキリトの娘……のような存在であるAI「ユイ」が言った一言
「私、クジラを見てみたいです」
その言葉を皮切りに始まったALOクジラ大捜査。キリアス夫妻やシリカリズ、サチ、クラインエギルなど錚々たるメンバーによって、クジラ型モンスターが出現する地域やクエストが探し回られ、そのうちの1つにクエスト実行中に、クジラに乗れるという噂が。まぁ、誰とは言わないが親バカか何か、板が荒らしに荒らされたのはまた別の話。
アスナとサチたちが話していた内容は、このクエストに一緒に挑んでみないか、ということだ。
「そのクエストでどうやら深海に行くようだし、神殿なんてダンジョンが乱雑にあっても、とは思うから」
「そー、だね。いい線いってそう……でも、深海に行くって……リッくん
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