=81話=勇者の道標
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きもちいいって……ひゃっ!?」
「この揉み心地とか撫で心地とか……リっくんはわかるよね」
2人の胸がムニムニと密接しながら形を変え、さらにいびつな山と谷を作り上げている。
目の前で普通に可愛い女子と、気になる女子が戯れている姿をそのまま無視するわけにもいかないし、かといってまじまじと見つめていいものでもないだろう。などと考えて頑張って目をそらすも二人の豊満な胸部からは目をそらしきれず、ついその部位を目に焼きつけてしまう。
「……ノーコメントでお願いします」
「ちゃっかり興味津々にこっち見てこないでよ」
「仕方なくない!?というか目の前で繰り広げられてる俺の……」
「でも眼福でしょ」
「……そりゃ眼福だけどさ」
「うっわーリッくんー」
「……ぁんだよ。……俺は、俺は悪くねぇ」
「見世物じゃないわよ、スケベ」
「だったら混ぜ……俺のいないところでやって!?」
「うーん……じゃあ、リっくんにはログアウトしてもらおうか」
「ひどくね!?」
「……とまぁ、リクヤいじりもここまでにしといて……とりあえず、サウスにも説明するわね」
「はーい」
「訴訟も辞さない」
コホン、と一つ。
ユカが仕入れてきたクエスト内容は、ざっくりといえば伝説級クラスの武器入手クエストだ。ゲーム内の順位付けではかつて黒の剣士が振るった伝説のエクスキャリバーや、ユージーン将軍の代名詞ともいえる魔剣グラム等には劣るが実質的な性能では勝るとも劣らない代物……という噂。
「うーん、失敗しそうなインフレ感」
「謳い文句だけなら新規取り込みにはちょうどいいんじゃない?」
ただ……と、ユカが言葉を切りピコピコと操作を続ける。爽快な音を立ていくつかウィンドウが可視化され、俺たちも見れるように。そこにはいくつか切り取られたスクリーンショット。殴り書きされたようなメモがいくつも散らばっており、その一つをサウスは手に取り読み上げる。
「なになに……?水晶に……宿ら……。これを、暗く……乾い……めること……?なにこれ」
「それでも一応メモのまとめよ、まとめ……そもそも法則性見つけるのにも割と時間かかってるし。……そもそも、コストにこのクエストが見合ってるかどうかってレベルらしいわよ」
そりゃそうだ、とサウスはうなづく。仮に新規取り込みのためにクエストを用意したとして、この暗号が解読、クエスト攻略が開始される場合参加できるのは、今までいたプレイヤー。新規のためにクエストを用意したとして、参加できるユーザーはいったいどれほどいることやら。
さらにALOは発行されるクエスト、武具等システムから発生するもの人間の手での操作はされていない。すべてSAOを管理し
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