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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第9話 ホテル・アグスタ
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していたのが印象的だった。
「へぇ。あんな顔するのか、可愛らしいね」
「そうなんで……ん?」
横からの声に、同意しかけるけど……え?
なんか気がついたら、私の隣にシスター服の女性が一人。くせっ毛の黒髪を目元まで伸ばしてるせいで、目が見えにくいが……これは明らかに楽しんでる様な雰囲気が伝わってくる。
ってか。
「……ど、どちら様でしょぅか??」
接近に気づかなかった上に、声が震える。どこからそれが漏れるかわからないし、この人の目的が見えない。
というか、なんだこの人? 時折見える瞳がフェイトさん以上に紅い瞳だ。
ただ……ただ怖い。だけどそれと同じくらい。どこかホッとしてる自分がいるという訳の解らない感情を抱いてる。
この矛盾が気持ち悪いし、理解できない。
「フフ、見ての通り、通りすがりのシスターですよ。
ちょっと気になるものが出品されるらしいから、見に来ただけですし」
「……ゃ、そういうことじゃなくて」
駄目だ、なんか凄いプレッシャーで上手く話せない。思考が出来ない。全身が粟立っているのに、冷や汗が止まらない。
え……なにこれなにこれなにこれ? こんなの……あ、あれだ。殺気に似てるから……?
頭が白くなってくる。あれ、これ、私……死んだ?
「――ごめんなさい。意識してた訳じゃなかったとは粗相をしてしまったわ。
ゆっくりと、深呼吸をして」
その言葉と共に、プレッシャーが無くなった。
同時に。
「げほっ、ごほ……はっ、はぁ……っ」
貪るように酸素を取り込む。眼の前を光が瞬く。
ほんの僅かだと言うのに、呼吸すら忘れていたらしい。
だけど、それは。
「ごめんなさいね。大丈夫? 立てる?」
「……は、はぁ……」
差し伸ばされた手を取って立ち上がる。
しかし不思議なことに、もう一度そのシスターの顔が見えたが、茶色のタレ目にそばかすという、普通の人そのものだった。
「な……? は?」
意味が分からない。今までのが嘘かの様に、何も無かった様子。
「ね? あの人とはお友達?」
「……や、友達……じゃなくて、同僚です」
「……同僚、あぁそっか。そうよね変な事聞いてごめんなさい。
ねぇ? あの人と一緒に動くの?」
「……まぁ、同じチームなので……私より強いですし……」
……やっばい。何だ隠したら死にそうなこの状況。今まで会ったことの無いタイプなのもあるけど……。間違いなくこの人やばい強い。
と言うか、あんなわかりやすいプレッシャー掛けてきたのに、誰からも連絡来ないのはなんで!?
響に連絡入れる?
「……そ。ねぇ? 私なん
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