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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第9話 ホテル・アグスタ
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って思ってたけども、実際は言ってたよりも落ち着いたものだね。
ん、ちなみに私の警備ポイントは二階のテラス。響と奏は内部の警備で襲われたときには前に出るみたい、そしてティアナ達は見回りとかいろいろやってて、ちなみに流はというと、正面玄関を警備してる。うん、近いし、始まるまで時間もあるからちょっと様子見に行こうと思って今、玄関付近に居るんだけども……居るんだけども。
「久しぶりね、流?」
「あっ……お久しぶりです、隊長……いえ、―――さん」
うん、なんか会場に流の知り合い? というより、前の部隊の隊長だと思う人が来てたらしく。今そこで話ししてる。らしいっていうのは、相手は管理局の制服ではなくて、普通のレディーススーツを着て、若干色のついたメガネを掛けてる。5、60歳くらいだけど……駄目だわからん。
ちなみに私は、側にあったカーテンに身を隠してる。突然だったもん反射で隠れちゃったよ。でも、ここから流とその隊長さんの様子をみる限りだと、ものすごく親しそうだ。理由は簡単、普段無表情というか、大人しい流の顔が本当に嬉しそうで、楽しそうで、安心してる表情だから。
……なんだろう、少し胸の中がモヤッとした。
「ええ、本当に久しぶりね。今回こっちの仕事の関係でもう帰らないといけないけど、その前に貴方の顔を見れてよかったわ」
「え、うぁ」
流の顔を見て微笑んでて、自然な感じで流の頭を撫で始めた。絶対嫌がるかなと思ってたけど、一瞬だけびっくりした様子以外、普通に受け入れて、普通になでられてる。 うん、見てて思う。いいなぁ、と。
「ふふっ……」
「どうしましたか?」
「いえ、ね、あなた、私の所にいた時よりも、いい顔つきになっていたから、それがうれしくてね」
「そうでしょうか……?」
「ええ、そうよ……あ、そうだ、近いうちにスカリエッティの資料をあなたに送るわ」
「分かりました」
ここまで聞いて疑問が確信へ。流の前いた部隊って一応地上の武装隊の筈。
そして、流の目の前にいる人は流の前の隊長で……そんな人がスカリエッティの資料なんて持ってるということは、やっぱり流は普通の部隊出身ではないという事。
なんて考えてるうちに、あっちは既にやることが終わったらしく、帰る用意してるし!
「私はもう帰るけど……気をつけてね?」
「分かりました、隊長も体に気をつけてください」
「ふふっ……ありがとね、またね」
そう言って流から離れようとしたときに。はっきりと、はっきりと私の目を見てから微笑んだ。うん、バレてたし。でも、疑問点は多いけども、そろそろ始まる時間だし、戻らないと……。
カーテンからゆっくりと離れる時に、ふと流の顔を見ると、どことなく寂しそうな表情を
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