暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica46頂点〜Schweat Paladin〜
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り出した。

「鬼と戦うのは初めてゆえ、加減が出来るかどうか怪しいが・・・」

閃く“シャルフリヒター”がミヤビを捉え、「かは・・・?」あの子の両腕や上半身から派手な出血が起きた。

「ミヤビ!?」

『だ、大丈夫・・・です。私・・・頑丈ですし、自己治癒力もすごいんで・・・。戦いに集中を・・・』

両膝から崩れ落ちたミヤビを一瞥することなく、プラダマンテがこっちに向かって駆け出した。

「よくも!」

――滅び運ぶは群れ成す狩り鳥――

「本当に迷いを断ち切ったわけね!」

――悪魔の角(ディアブロ・クエルノ)――

トリシュの魔力矢が分散して何百本とレーザーとなってプラダマンテに殺到。さらにセレスの氷の杭が何十発と続いた。そのどれもが直撃コースであるにもかかわらず、目にも止まらぬ速度で“シャルフリヒター”を振るって、着弾寸前で迎撃しつつ突っ込んで来る。

「私たちがプラダマンテを疲労させるから、イリスはトドメを担当して! セレス、アンジェ!」

「よし!」「はい!」

「任せて!」

ルミナとセレスとアンジェが迎撃に入るのを見届けながら、わたしは抜刀の構えを取る。

――女神の鉄拳(ディオサ・プーニョ)――

「吹っ飛べ!」

「むっ・・・」

セレスの発動した地面から突き上がる氷の鉄拳によって、プラダマンテが宙に殴り飛ばされた。その間にルミナが両手に魔力を集束。ルミナをフォローするようにアンジェが、プラダマンテの斬撃で砕かれて崩壊する氷の鉄拳目掛け、「ハルトファーネ・ゼーデルヒープ!」魔力刃化させた魔力幕を伸ばした。魔力幕は、崩壊する氷塊に紛れて落下してるプラダマンテをしっかり捉えてる。

――ラウムシュナイデン――

とここで空間切断の一撃が振るわれて、魔力幕を寸断し、その剣閃はアンジェやルミナ、セレスにまで伸びて来ていた。その一撃を躱してる3人の元に、氷塊を足場として蹴ったプラダマンテが突っ込んできた。

――翔け抜けし勇猛なる光条――

トリシュが砲撃を放って迎撃。回避行動から体勢を立て直すまでの僅かな時間の合間に放った砲撃は、プラダマンテに着弾して魔力爆発。その一撃で体勢を立て直し終えたばかりのルミナ達に・・・

――ラウムシュナイデン・ナーゲル――

爆煙を消し飛ばした10本の空間切断が襲い、その奥から“シャルフリヒター”を水平に構えたプラダマンテが飛び出してきた。口端から結構な量な血を流してもプラダマンテは、「ラウムシュナイデン・ナーゲル!」“シャルフリヒター”を横薙ぎに振るって、さらに10本の空間切断を放った。

「ダメ、空に逃げて!」

格子柄のようになった空間切断が迫り来る。わたし達は隙間を潜って回避するんじゃなくて、余裕を持って
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