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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica46頂点〜Schweat Paladin〜
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さと片付けて、ヴィヴィオ陛下をお迎えに上がるぞ!』
リナルドのその言葉にプラダマンテは「お兄様・・・」少し怯えたような声色で呼び返した。
『さぁ立て! 今この時が、ベルカを立て直せる最後の機会なんだぞ! お前にはもっと働いてもらわなければならないんだ! 判ったならすぐに小娘共を討て!』
悲しそうに目を伏せるプラダマンテに、わたしは「うるさい、黙れ馬鹿野郎!」口汚く怒声を上げた。クラリスも「それ以上喋ると焼き払う」って、ナデシコの口をリナルドの方へと向けさせた。
『ふんっ。同志
フィヨルツェン
(
ヴィスタ
)
、貴方も是非参戦を』
ヴィスタっていうコードネームらしいフィヨルツェンにそう声を掛けたから、わたしの心臓はバクバクだ。だけどフィヨルツェンは『わたくしには関係ないです』とだけ言って、踵を返して北へ向かって飛んで行った。もしかするとルシルに遭いに行ったかも知れないけど、今は彼を信じよう。元より“エグリゴリ”の相手はルシルだけだから。
『・・・あの女の考えはいつまで経っても解からん。・・・まあいい、プラダマンテ、判っているな?』
「・・・判りました、お兄様」
――ラウムアウスグラブング――
パキンと音を立てて手錠が2つに割れた。プラダマンテは両手を地面に付いた勢いで空高く跳ね上がって、わたし達から離れたところに着地。どうして、という言葉を投げかけようとするも、「え、どこ行くの!?」プラダマンテが踵を返して走り去っていく。
「あ、シャルフリヒター! 取らせちゃダメ!」
弾き飛ばされた“シャルフリヒター”が突き刺さってる場所へと向かうプラダマンテ。トリシュが「止めます!」って、魔力矢を4本と射た。
――とぐろ巻く連環の拘束蛇――
――閃駆――
――ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース――
――
神速獣歩
(
ゲパルド・ラファガ
)
――
――ゼクンデアングリフ――
魔力矢に続くようにわたし達も一斉にプラダマンテを追う。矢はプラダマンテの至近に着弾して、ソレらが一斉にバインドとなって彼女を拘束しようと伸びる。
「グラヴィタツィオーン・デッケル」
ギンッと鈍い音が耳に届く。プラマンテの頭上、周囲15m圏内に球体状の空間の歪みが発生したから、わたしは「全騎とまれ! 離れて!」指示を出した。わたし達は急停止して、慌ててバックステップ。直後に強力な重力場が発生して、プラダマンテを拘束し始めてたバインドが地面に叩き付けられた。
「さすがに重力の壁の中を突っ切る勇気は無いね・・・」
その間にも石畳が剥がれて土がむき出しになった地面に突き刺さってた“シャルフリヒター”を回収したプラダマンテは素振りを数回。そして重力場が解除されて、わたし達は改めて対峙した。
「プ
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