暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica46頂点〜Schweat Paladin〜
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ックブームを発生させながら放たれたレーザーは、プラダマンテが倒れてる場所より手前に着弾したけど、大地を穿ちながらプラダマンテの方へ向かってく。

――ラウムゲフェングニス――

「素通りした・・・!?」

「回避されたっぽい!」

穿たれた地面の亀裂からシャレにならない爆炎が噴き上がる、あんなヤバイ場所に留まってるとは考えにくい。わたしが知ってるプラダマンテの空間干渉の技で、当てはまるものに瞬時に思い至る。

「(ひょっとして、異空間檻(ゲフェングニス)・・・?)なら、クラリス! 火炎砲もう1
発! 持続させてくれると助かる!」

ナデシコにレーザーじゃなくて火炎砲を用意してもらって、「今!」合図をすると、クラリスが「撃て!」指示を出した。ナデシコが「狐遣いが荒いのぉ〜」なんて愚痴をこぼした後で火炎砲をぶっ放した。

(来た!)

何も、誰も居なかった空間にプラダマンテが現れた。ゲフェングニスは本来、バインドや手錠では拘束できないような相手を、別の空間に閉じ込めるというものだ。ただ、長時間の拘束は対象の健康に害を及ぼすらしい。だから出るタイミングを見計らって攻撃を行えばいい。

「っ! 攻撃来るよ!」

迎撃のために“シャルフリヒター”を構えたプラダマンテに、わたしはみんなに聞こえるように叫ぶ。

――ラウムシュナイデン・ナーゲル――

さっきは1発だった空間切断を、今度は同時に6発と放って火炎砲を真っ向から斬り裂いた。さらにはナデシコにも直接当てようとした。危ない。そう伝えるまでもなくナデシコは一瞬にして小さいサイズへと変身して、空間切断の合間に身を置いて無事に回避。

「全騎、とにかくプラダマンテに攻撃を!」

この場に居る全員が魔術師化できたとしても、それが圧倒的なメリットってわけじゃないのは理解した。剣技にしたって向こうが圧倒的だけど、全員で掛かればなんとかなる・・・と思いたい。

「(空間干渉が魔術すらも凌駕するなんて・・・)だったら! 全騎、魔術師化を解除! 手加減なしの魔法で決めに掛かるよ!」

――ゲシュウィンディヒカイト・アオフシュティーク――

両翼を羽ばたかせて突っ込みつつ、「絶刃!」を発動。柄しか残されてない“キルシュブリューテ”に、絶対切断効果を持つ魔力刀を展開。

――鉄兵風馳――

「風塵蹴波!」

ミヤビが高速移動で先に突っ込んで、右足に暴風を纏わせての蹴りを繰り出す。プラダマンテは半身の構えで躱して、“シャルフリヒター”の柄尻による打撃をミヤビのこめかみに打とうとするけど・・・

「ハルトファーネ・ゼーデルヒープ!」

アンジェの伸長された魔力幕による斬撃が2人の合間に伸びて来て、“シャルフリヒター”を上に向かって弾いた。

「骨
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