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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica46頂点〜Schweat Paladin〜
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ろ向きに倒れてしまいそうになる。慌てて右足を付いて踏ん張ることで尻餅をつく無様は晒さなかったけど、プラダマンテの接近は許した。すでに左薙ぎの一撃が迫る中、わたしはブリッジすることで刃をやり過ごし、「てや!」ネックスプリングを行ってプラダマンテの腹に両足での突き蹴りをぶちかます。

「ぐ・・・!」

蹴っ飛ばされたことでわたしから距離を空けたプラダマンテ。もう一度ネックスプリングで起き上がると同時、「風牙烈風刃!」をぶっ放す。

「ふんっ・・・!」

風圧の壁をただの膂力に頼った斬撃で消し飛ばした。その間にわたしのターンに移らせてもらう。

「滅牙・・・!」

炎牙月閃、氷牙月閃、風牙月閃、雷牙月閃、光牙月閃、凶牙月影の、6属性の直接斬撃を、様々な角度から14連撃(14回は、シャルロッテ様が出来る短時間連続属性変化の限界数らしい)と放つ。

「あああああああ!」

「暴破・・・」

プラダマンテは魔力付加した“シャルフリヒター”で、わたしの連撃をすべて捌いた。連撃の後に“キルシュブリューテ”を振るって放たれるゼロ距離烈風刃も“シャルフリヒター”で受け止められたけど、魔法はすでに発動してることで暴風が放たれた。

「うぐ・・・!」

風圧は本来に比べれば弱かったけど、まともに受けたことでプラダマンテの体が宙に浮く。わたしは即座に“キルシュブリューテ”を鞘に収め、プラダマンテへ向かって跳んだ。

「(これがトドメの・・・!)螺旋刃!!」

滅牙暴破螺旋刃は、14連撃からの烈風刃で相手の体勢を崩し、その隙に高威力魔法や剣技に繋げる連撃技だ。わたしがトドメに選んだのは・・・。

「でやぁぁぁぁぁぁ!!」

――牢刃・弧舞八閃――

ドン!と踏み込み、鞘から“キルシュブリューテ”を抜き放った。柄から枝分かれして8本となった魔力刀がプラダマンテを包囲して、アイツを8方から斬った。でも・・・

「うそ・・・でしょ・・・?」

わたしもまた、袈裟切りに斬られた。プラダマンテは防御も迎撃もせず、相討ち覚悟でわたしを斬った。結構ガチに斬られてしまい、わたしは膝を折って・・・うつ伏せに倒れた。頭上から大きく、そして早い呼吸が聞こえて、頭だけを動かして揺れて霞む視界にプラダマンテを収める。

「私の、はぁはぁ、勝ちだ、はぁはぁ・・・惜しかったな、はぁはぁ、イリス・・・! そして、残念だ・・・」

勝ったはずプラダマンテの表情が残念そうに歪む。

「おい、プラダマンテ。イリスもそうだが、他の奴らも死んでいないぞ。なぜトドメを刺さない? 今後の作戦如何によっては邪魔になる。殺せ」

そんなところにリナルドがやって来て、わたしの頭を踏み付けてきた。抵抗しようにも体に力が入らず、「どけ・・・ろ」としか言え
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