第七幕その一
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第七幕 西国の要
姫路城のお姫様と天守閣でお会いした先生はお家に帰ってから一緒にお城に入ってお姫様と会ったトミーと王子そして動物の皆にこう言いました。
「さて、凄い依頼を受けたけれど」
「先生としてはだね」
「この依頼を必ずね」
まさにとです、先生は王子に答えました。
「適えたいね」
「そうだよね」
「そしてね」
「お姫様を喜ばせてあげるね」
「そうさせてもらうよ、そしてね」
「そしてだね」
「最高の宴を見ようね」
姫路城で行われるそれをというのです。
「そうしようね」
「そうだね、じゃあ皆でね」
「どうしたものにするか考えていこうね」
「それじゃあね」
「しかし。あのお城は」
トミーは姫路城のことについて言いました。
「あのままで」
「充分過ぎるまでにだね」
「奇麗ですけれどね」
「そうだね、姫路城はそれだけでね」
「最高のお城ですよね」
「白鷺城の名前に負けない位にね」
それまでにというのです。
「素晴らしいお城だね」
「本当に」
「僕もそう思うよ、けれどね」
「それをですか」
「うん、お姫様はもっとと言われるから」
それでというのです。
「どうしようかなって考えているんだ」
「美味しいものは外せないね」
こう言ったのは食いしん坊のガブガブでした。
「何といっても」
「うん、山海の珍味だね」
「それよね」
チープサイドの家族がガブガブに応えます。
「日本の美味しい食材を使ってね」
「色々なお料理を作った」
「もうそれだけで凄くなるね」
老馬もこう言います。
「本当にね」
「あとお酒もだね」
ジップはこちらも忘れていません。
「美味しいね」
「場所はあの天守閣かな」
こう言ったのはチーチーでした。
「お姫様がおられる場所だし」
「あそこが泉鏡花さんの作品の舞台だし」
このことを指摘したのはポリネシアでした。
「丁度いいじゃない」
「うん、あそこが一番だよ」
まさにとです、トートーも言いました。
「あそこ以上の場所はないんじゃないかな」
「天守閣全体を使ってパーティーをしたら」
それこそと言うホワイティでした。
「素敵なものになりそうだね」
「小さい天守閣も使えるし」
このことはダブダブが言いました。
「あそこしかないわね」
「そうだよね」
「あそこ以外って言われると」
オシツオサレツも二つの頭で言います。
「ちょっとね」
「ないよね」
「うん、あのお城での宴は」
先生も言うことでした。
「やっぱりね」
「あそこだよね」
「天守閣よね」
「もう第一はね」
「あそこね」
「そうだね、僕もそう思うし」
それでと言う先生でした。
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