暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第6話 出張任務 後編
[13/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
くっついた。思わず飛び上がろうとするけど、膝に流を寝かせているから反応できず、変な声だけが漏れた。
 やった犯人がわかるけど、直ぐにいつもの私という仮面を被って。

「何すんの響!?」

「いや、終わったから差し入れ替わりに牛乳買ってきたんだが……要らない?」

「あ、ありがとー」

 わーい、牛乳だ。正直これを飲んだところで胸が大きくなるわけじゃないけど、なんか悔しくて。今女湯に居る人達が恨めしくて……何で、あんな大きくなるの!? って聞けば、牛乳かな? って、毎日飲んでるよ、毎日飲んでも胸なんて、胸なんて……。

「え、あの叶望さん……?」

「うぅ、なんでもないよ」

 とにかく貰った牛乳を一気に飲みほして、一言!

「もう一本!」

「……買ってくるけど、腹壊すなよ?」

言われなくても分かってるし!

――――

――side奏――


「もうやだこのカオス」

「……頑張りましょう」

 気まずそうに言う流に対して同意しか出来ない。
 ちなみに私と流は今海鳴の河川敷グラウンド上空で待機して、下ではティアナ達がロストロギアの捕獲に当たってて、そのロストロギアが逃げないように上空から適当な攻撃をしてるんだけど。だけど、だけどね!?

「何で4人中2人しか動けないの!?」

「……さぁ、それは自分もわかりません」

 隣で流が牽制しながら私の問に答えてくれる。ごめんね忙しいのに。ちなみにここに居ない、震離はというと。

「……待って、大丈夫行けるから」

「貧血で立ちくらみ起こしてる人が言っても説得力はないから後ろで私達と援護するの、分かった?」

「……大丈夫、ちょっと血が足りないだけで、問題な」「分かった!!?」

 うん、これだけ釘を刺せばさすがに震離も黙ってくれる。というかこの子、昼間のアレのせいで現在進行形で貧血起こしてついさっき倒れそうになってたんだよね。
 で、まだ震離はいいよ、スターズだし、一応弾幕張ってるし。でもね?

「もうヤダこの小隊」

「……」「……まぁ、アレは仕方ないよ、何で攻撃されてるのか分からないけど」

 うん、私もそう思う。そして、その問題の響はというと。

「がっ!? ちょ!? まっ!?」

「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」

 うん、これが一番のカオスなんだよね。金色の渦の中から腕が一本生えてる。状況は簡単、フェイトさんがなんか響に攻撃してるんだ。

 ことの発端はついさっきで。

 ――数分前。

 銭湯から出たと同時に設置していたサーチャーが反応して、皆でそこに急行。そして、河川敷グラウンドに居たんだけど。

「な、なにこれっ!? 
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ