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ある晴れた日に
510部分:冷たい墓石その十八
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 恵美は二人の言葉を受けて五人全体に顔を向けて言ってきた。
「あいつはそういう奴じゃないって」
「ってねえ」
「キャラじゃないし」
 奈々瀬と凛が顔を見合わせて言い合う。眉を少しばかり顰めさせて。
「私あいつが浮気するとか考えたことなかったし」
「無愛想なんでそれが未晴に迷惑かしらって考えてたけれど」
「あいつの全部知ってるわけじゃないわよ」
 適当さと能天気さではまことに随一の静華も今は真面目な顔であった。その真面目な顔で真剣な声ではっきりと言うのだった。

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