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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 服と出会いと
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る。なんか普段から想像出来ない位笑顔で、フレアちゃんをあやしてるのを見て可愛いって思ってないぞ、思ってないんだ! 俺は! 普通だ! 俺は普通なんだ!!!!

「お客様ぁあ!?」

「ごめんなさいぃいいぃいいいぃい!!!!」

 この時俺の中の何かがぶっ壊れた瞬間でもあった。言っとくけど、俺は普通だからな! 絶対普通だからな!



――side流――

「お客様ぁあ!?」

「ごめんなさいぃいいぃいいいぃい!!!!」

 なんか謝りながら走っていく緋凰空曹の後ろ姿を見送る。
 正直に言えば、走って追いかけたいけど、フレアを抱っこしてる状態だと、正直無理で。
 だから見送るしか無いけど……どうしようかな?

(マスター? とりあえず、迷子センターに連れて行ったら良いのでは?)

(うん、それは後で、先に確認取っておきたいから)

(……はぁ)

 アークから念話が届いたけど、それよりも先に。とりあえず、周りに六課関係の人が居ないのを確認してから。

「ねぇ、フレアはどこでお母さんと離れたの?」

「……ぅ、エレベーターに乗ってたら、人に連れられて……」

「……そう」

 正直危ない気がしたけど、多分気のせいだよね。正直その危ない部分が何か分からないけど……うん、もう一つ聞いておこうかな。

「フレアは今日誕生日だったんだよね? ここには何しに来たの?」

「……お母さんが誕生日プレゼントに新しいお洋服を買ってあげるって言ってたら……それで……」

「そう」

 なるほど、服を買いに来たのか。だったら、まだ子供服売り場にいる可能性が高いな……それでも見つからなかったら……。

「……置いてかないで」

「ぅ、大丈夫、見つかるまで一緒にいるからね」

(墓穴ほった! マスターが墓穴ほった!)

(アーク!)

 念話でアークが騒いで、ギルは注意するけど、どっちにしろ傷つくからやめてね? 本当に。
さて、子供服売り場は……ここから3つ上か、あ、ここって男性物が売ってるフロアなんだ……緋凰さんと階段登ってきて良かった、一階だといろいろ駄目だったしね。

「……お母さんエレベーターが来たよ」

「……フレア? 私の名前は流、風鈴流なんだよ」

「……にゃがれ?」

 ……まぁいいです。呼びやすい方がいいでしょうし。

「うん、呼びやすい方でいいよ?」

「……にゃがれお母さん」

 そこは譲らないのかー、なんて考えながらエレベーターに乗り込んで3つ上の階のボタンを押す。
 うん、あんまり人乗ってないんだねー。

「にゃがれお母さん〜♪」

「……はいはい」

 男だけど、お母さんって呼ばれるなんて正直思わなかったよ。だけ
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