暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 服と出会いと
[5/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「……んーでもなぁ」

「……それもいいかもね、優夜は響のサイズは分かってるの?」

「だいたいはな、一応あいつがどんな好きなのかも分かるし、まぁ、文句言って来たら居ないお前が悪いって言えばいいしな、それじゃ行ってくるよ」

 手をひらひら振りながら、男物が売ってるフロアへ通ずる階段を下ってく、やっぱり、エレベーターはさっきので嫌になったんだね。まぁ、私も嫌だけども。

「……それじゃ、私達も行こうか?」

「そうだね、女性物は4つ上の階だね、エレベーターは嫌だし、エスカレーターでいこうか?」

 トコトコと時雨と二人で女性モノのフロアへ向かう途中、マネキンの服を見ながら、

「うん、それで奏は何買うの?」

「んー、まだ決めてない」

「真っ白いワンピースとかは?」

「……えっ! 私が!?」

「うん、奏が」

 え、ちょっと待って私が白いワンピースを着てる所を想像する。
 ……うん、無いな。

「時雨、私じゃ似合わないよ」

「そんなこと無いと思うよ? 奏って元が可愛いから、普通に似合うと思う」

 普通に可愛いなんてあまり言われたこと無いから、顔が熱くなってくるのが分かる。時雨だって言われたら軽くパニクッちゃってるくせになー、いけないこのままだと負ける!

「それ、私よりも震離や時雨、紗雪の方だよ……私じゃ……」

「んー……まぁ嫌がるなら無理強いはしないよ」

「……うん、ごめんね?」

「気にしない気にしない、まぁ、私が見たかっただけって言うのもあるけどね」

「プッ、何それ?」

 エスカレーターに乗りながら時雨と話をする。あぁ、こうやってると昔を思い出すなー。
 結局勝ててないけども、まぁ、いっか、皆でこうやってどこかで買い物して、何か食べたりしてね。ん?

「あれ、時雨、このお店って……」

「……うん、あ、このお店は」


――side響――

「……ママ抱っこ」

「……はいはい」

 後ろでそんな会話が聞こえてきて、思わずってか吹き出している。だけど、流に悟られないように笑うけど、声が出そうで辛い。
 だって、ねぇ?
 普通に順応していうる流がもう……ん? 今俺なんて思った? うん、少し落ち着け、落ち着けよ俺! 俺は普通だ、普通の男だ、男が可愛いなんて思わねぇよ!
 そう思いながら、多分嫌がってるだろう流の顔を確認しようと、後ろを振り向き、流の顔を見る。

「……グスッ」

「よしよし」

 ……普段ってか、まだ会って24時間経ってないけど……けど、けど!

「うわぁあああああああああ!!!」

「っ!緋凰……さん?」

「違うんだぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」

 本気で走
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ