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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 服と出会いと
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が寄ってきて流の事を母さんって呼んでるんだよな〜。ちなみに女の子ね。
 なんかこの子の母さんが管理局員で、今日一緒に来たんだけど、母さんとはぐれたらしい。
 というか、こんな時間に連れてくるなよー、夜だぜ? 俺らも人のことは言えないけども!

「……ねぇ、名前はなんていうの?」

「……グスッ」

 目の前で流が困ってるのを見て、苦笑いを浮かべる。まぁ、まだ流とはそんなに付き合ってないけども、いろんな表情するんだな。さて、本気で困りだしたからいい加減助け舟出すか。
 さっきから本気で困った顔してチラチラこっち見てるし。

「ねぇ、名前はなんていうの?」

「……グスッ、フレア……フレア・A・シュタイン」

「フレア……フレアちゃんか、えっと、俺の名前は響なんだけど、ごめんね? お母さんの名前はなんていうの?」

 フレアちゃんの目線に合わせて話をする。なんていうか赤い髪のツインテールで、凄く可愛らしい格好をしている。ちなみに言おう、俺はロリコンじゃないからな?
 ちゃんと、片想いの人とかいるからね! でもA? なんの略だ?

「……フレイって言うの、今日私の誕生日だったけど、急にお仕事が……」

「そうか」

 なるほど、それでこんな時間に来たのか……まぁ、これで俺の考えが間違えていたら恥ずかしいよな。
 さて、と、いい加減行動するか。

「フレアちゃん、一緒にお母さんを探そうか?」

「……これがお母さん」

「……そっくりだけど、その子一応男の子だからね?」

「……男の娘?」

「ん? うん、男の子」

 あれ、なんか意思の疎通が出来てない気がするのは気のせいか?
 まぁ、いいや。こりゃ服なんて買ってる暇は無いかもな。適当にサイズ合わせて買うかな。

「じゃあ、行こうか?」

「……うん」

「ほら、流も?」

「……はい」

 んー、流にそっくりだったらマジで笑いそうで怖いなー、頑張ろう俺。
 ……そういや、他の奴らは何してんだろうか?
 やっぱりもう服買ってんだろうなー。あー、優夜にでも頼めばよかったなぁ、まぁ後の祭りか。


――side奏――

「あはは、皆とはぐれたな?」

「……ぅ、まさか人ごみでエレベーターから降ろされるとは思わなかったよ」

「……まぁ、こんな時間なのに明らかに人多すぎるからね、でもどうする?」

 うん、それが一番の悩みどころ。まさかエレベーターに6人乗って、私と優夜と時雨の三人が人ごみに流されて別の階に降りるとは思わなかったよ。
 響と流はぎりぎり間に合わなかったけど、そのうち登ってくると思ってたら一向に来ないし。

「……まぁ、他の面子は自力で来るだろうし、とりあえず服でも買いに行くか?」
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