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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 服と出会いと
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そう言って奏の手には大きな袋が二つあった。いろいろ買っても二つは多すぎじゃないか? まぁ、俺が言っても仕方ないけど……そういや、優夜も二つ持ってたな。
「あぁ、これ、震離の分、あの子結局ここにこなかったし、多分優夜の奴も響と流の服だと思うよ」
「……うわぁ、マジでありがてぇ」
「よかったね? ま、中身に対して文句言っちゃいけないよ?」
「……あぁ」
本当にそうだよなぁ、買ってもらってるのに文句言うとかアウトだろう。後でお金払っとこう、ついでに流の分も払っておこう、え? 他意は無いよ? 普通に迷惑掛けたからそのお詫びだ、深い意味はない。絶対に。
「そういや、まだ来ないな」
「そうだねぇ」
「ま、来たらすぐに降りなきゃいけないけどな……そういや」
携帯端末を取り出して、時計を見ようとすると。
「もうこんな時間か。午後10時だよ」
「ありがとう」
いつの間にか端末を片手に奏が教えてくれた。言わなくても伝わってるから正直凄くありがたいな。
それよりも流が来たとき対応をどうにかしないとなー。って。
「噂をしたらなんとやら」
「そうだねぇ」
ベンチから立ち上がって、二人に声をかける。フレアちゃんがいないところを見ると、ちゃんと親子を再会させて返してあげたんだな。まぁ、その話はまた今度でいいか。
「おまたー」
「すいません、逸れてしまって」
うん、流は悪気がある……ってか、悪いのは俺の方なんだけどな。というか、さっきと違ってお前、ほんと無表情だな。
まぁ、ソッチの方がやりやすいからいいんだけど、それにしても震離よ?
「少しは悪びれろ」
「……逸れてないし」
「それは多数決で決める。さて行くぞ」
震離に言いながらさっさと下りのエスカレーターに乗って、一つ下に降りる。
まぁ、流は静かに付いてきて、震離は「また下るのー」とかなんとか文句をたれながら付いてくる。とりあえず、黙って付いてこい。
「ま、付いてきたらいいものがあるよ?」
奏がそう言ったら、震離が納得する。ていうか、何で奏が言うとお前はちゃんと言うこと聞くんだよ!?
まぁ、いいか、とりあえずさっさと目標の店を探して……あった。
「ほれ行くぞ?」
「あ、このお店って、え、こんな時間にもやってたんだ!? ってかここに入ってたんだ! 凄い!」
うん、そういう情報に疎い震離がそんだけ言うってことは本当にここ有名なんだな。
ミッド語で、カフェ「スカイメイル」。なんかここで作られるケーキやアイス、お菓子等が最近の女の子の中でブームになってるらしい。まぁ、どうでもいいんだけどって。
「どうした流?」
「あ、いえ、なんでもな
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