暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第211話「吠えよ叛逆の力」
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「神夜!!」

「ま、か、せ、ろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 無効化ないし跳ね返されないのなら、とすぐにアリシアは神夜を呼ぶ。
 アリシアの意図を理解した神夜は跳躍し、自ら極光へと飛び込む。

「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

   ―――“Rebellion Longinus(リベリオンロンギヌス)

 “意志”を込め、拳を振るう。
 受け止められていた極光が凹み、槍となって神の体を貫く。
 そのまま極光が神の体を呑み込み、炸裂した。

「はぁっ、はぁっ、ふぅ、っ、はぁ〜……」

「神夜、大丈夫……?」

 神を倒した事を確認し、神夜は荒い息を吐き出す。
 フェイトが心配し、支えると、その体に大量の汗を掻いているのが分かった。

「……あれほどの“意志”を維持し続けたんだから、そうなるのも無理はないよ」

「っづ……!?」

「神夜!?」

 怒りという強い“意志”を抱き続けた神夜。
 その“意志”の強さはかなりのものだったが、反動も大きかった。
 神夜は頭を押さえ、その場に膝を付いた。

「……神夜、まさか……」

「っ、ふざ、けるな……洗脳されて……たまるか……!」

「洗脳に抗いながら戦ってたの!?っ、とにかく、術を……!」

 疲労した事により、再び洗脳の効果が働き始めた。
 未だに抵抗する神夜だが、一度落ち着いてしまったために、抗いきれない。
 即座にアリシアが霊術の準備をする。

「フェイト!アルフ!周囲の警戒!」

「うん!」

「あいよ!」

 周囲の警戒を二人に任せて、術式を組み立て終わる。

「ッッ……!」

   ―――“秘術・ 魂魄浄癒”

 霊力を流し、光が神夜を包み込んだ。

「っ……ぁ……?」

「どう?」

「……な、なんとかな……」

 術は成功し、洗脳の効果を打ち消した神夜。
 それを見ていたフェイトとアルフも安堵していた。

   ―――“戦技・隠れ身”

「……気休めだけど、これで……って、ちょっと待って神夜!」

「他の皆も戦っているっていうのに、じっとしていられるか……!」

「そうだとしてもだよ!一旦落ち着いて!」

 霊術で身を隠し、束の間の休息を取るアリシア。
 すぐにでも次に行こうとする神夜を、何とかして止める。

「普通に横入りした所で、あまり意味はないよ。……不意打ちとまでは行かなくても、こうして一旦落ち着いてから行った方が上手く行く」

「でも、そんな悠長な事は……」

「してられないね。だけど、それで慌てても結果は同じ。劣勢になってから、何人の神を倒せたと思う?」

 その言葉に、フェイ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ