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デジモンアドベンチャー Miracle Light
銀世界
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悶えているところに衝撃波をまともに受けて星となったジュンの姿を。
「ああ、あれは見事だったね。目潰しを喰らって悶えるジュンさんにブイモンは一切の迷いもなく衝撃波をぶち当てた」
「懐かしいね賢ちゃん」
「あの頃は楽しかったなー」
「ふふふ、そうだね」
【(何と言うデスゲーム…!!)】
懐かしそうに微笑む大輔達だが、あまりにも物騒な雪合戦に一同は戦慄を覚える。
「そして数分後にジュンがけろっとした表情で空から降ってきて俺達に腹が減ったから飯やらおやつやらをたかってきてなー。あの馬鹿の図太さには流石の俺もびっくりしたぜ。何せ本気でぶっ放したのに」
「そ、そう…」
「いや、うん…ジュンさんのデジモンの攻撃を受けてもピンピンしてるタフさにもびっくりしたけど、自分のパートナーの姉さんに一切の迷いもなく攻撃を当てられるお前にもびっくりだ…」
「大輔の姉さんも姉さんだけど…お前も凄いな…」
空とヤマトと太一がジュンのタフさやらブイモンの凄まじさに複雑な表情を浮かべる。
多分小学1年生時代の冬となるとブイモンは成長期としては破格の強さを持っていたはず。
そんなブイモンの攻撃を受けてもピンピンしているジュンのタフさに驚き、そして呆れ、そしてそんな普通の人間に向けたら重傷確実な攻撃を容赦なく放つブイモンにも呆れた。
「まあ、今となっては…今の俺を形作る美しき良き思い出の1つ…って奴だな」
「ブイモン、どこが美しき思い出なのかさっぱりだよ」
「美しいと言うよりもおぞましいの間違いじゃない…?」
フッと微笑むブイモンに丈とミミがツッコミを入れたのであった。
「と言うよりも大輔君達は何の疑問も抱いていないところを見ると結構な頻度でジュンさんを攻撃していたんですねブイモン」
【あ】
光子郎の言葉を聞いて懐かしそうにブイモンのジュンへの攻撃メモリーを思い返している大輔達に振り返ると、どうやら感覚が麻痺していることに気付いた太一達。
少し大輔達の将来が心配になった太一達であった。
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