暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第26話『凪風裁判』
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ドドラゴンに近づき、ディロードライバーを近づけてディロードドラゴンをその中に吸収させる。
『一体何のつもりだ!』
「ディロードドラゴン、お前を完全に倒すことは出来ない。それはお前が、ディロードライバーの、僕の一部だからだ。」
『それがどうした!?』
「だから、これからも、僕の一部として運命を共にしてもらう。」
『ふざけるな!』
ディロードドラゴンの言葉は虚しく、雅はディロードライバーを着ていたコートのポケットにしまう。すると、
「凪風雅、国家反逆罪の容疑であなたを逮捕します。」
リンディは雅に手錠をかける。
「リンディさん、どういうことですか!?」
「彼に対する指名手配は取り消されていません。これは順当な判断です。」
圭一の言葉にリンディは返す。
「そんな…」
「それでは行きますよ。」
嘆く圭一達をよそに、リンディは雅を連れて拘置所へ連行する。

「雅さん、本当に良かったのですか?」
リンディが運転する車の中で、リンディは雅に質問した。
「どうしたのですか?」
「この逮捕劇は確かにあなたの計画でしたが、そもそも私はあなたが逮捕されることは筋違いだと思うわ。」
「この世界では、逮捕されても無罪という可能性もありますから。」
「あなたの場合は無理でしょう。それなのにどうして?」
「僕がやったことは世界を救うことです。しかし、手段は卑劣極まりない犯罪行為です。感情で法を曲げてはいけません。」
「そうですか…解りました。あなたが使っていたものは全て判事に回るように手配しておくわ。」
「ありがとうございます。」
一通り話した雅とリンディは拘置所に向かうまで黙り続けた。

「北岡さん!?」
拘置所に着いた雅は待っていた北岡に驚く。
「何を驚いているんだ?俺は国選弁護士だから、今回はお前の弁護士として法廷に立つから、話がしたかったの。お前の裁判まで一週間しかないからな。」
「解りました。詳しい話は拘置所の中で。」
雅と北岡、リンディは拘置所の中へ入り、少しするとリンディは拘置所を出て何処かへ行ってしまう。

「まさか、北岡さんが受けて下さるとは。」
「仕方ないよ。誰だって負けることが解っている戦いはやりたがらないよ。」
「それなら尚更、何故僕の裁判に?」
「誰かが弁護側に回らないといけないだろ?だからついただけ。」
「そうですよね。」
「とりあえず、俺達の世界を救うためにやったことってのはリンディ長官から話は聞いている。だからそれを利用して法廷で争うつもりだけど、どうする?」
「北岡さん、そのことで一つお願いが…」
雅は北岡にあることを話した。

一週間後、雅の裁判が公開される。かつては仮面ライダーとして世界を救い、一国の主となったテロリストの裁判だ。当然、全てのテレビ局は入り、チームディ
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