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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
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たいだし、何よりあの年で総合AAAなんだし。現に本局の武装隊にいた俺らも結構場数を踏んでるしね。

 ただ、今の戦いからは明らかに、一人で戦ってた奴の動きだ。普通の武装隊じゃ一人で戦うことは滅多にない、それこそ皆が全滅した時とか、模擬戦の時とかだけで、基本的には複数の人数と共に行動して、作戦を遂行させるんもんだ。だからこそ、頭に浮かぶ現状の結果は。

(……ただの武装局員じゃない。それに、スタンド・プレーを得意としている)

 認めたくないけどこうなってしまう、だからか? 煌や優夜が流の事を、いや、「風鈴流」の事を不安要素と言ったのは。
 それに……技の接続、連携が若干甘く感じた。あのまま、追撃で砲撃を打ち込んだほうが制圧……と言うより、ほぼ撃墜判定になってたと思うが、そうしなかったのは俺の指示のせいか?
 

 あぁ……だけど、いやだなぁ、これから仲間になる子を疑うのは。

 そんなことを考えながらモニタを消して、空を見上げる。ただただ空を見る。

「響」

 なにも考えないようにした直後に隣に奏が来ていて、その顔は微笑んでた。さっきまでは少し離れた所で、俺と震離の攻防を見ていたのに。だけど。

「ありがと、何でもないさ」

「うん」

 こういう時本当に助かるなぁ、本当。いっつも助けられてるんだよなぁ……。
 そんなことを考えているうちに、向こうから流が戻ってきた。うん、これはまた後で考えよう。今は。

「さて、皆揃ったところで、これからの事を言うからちゃんと聞けよ?」 


――side煌――

「作戦会議か……どう見る?」

「やっぱり辛そうだな。響はともかく他の三人……いや、二人がリミッターに戸惑ってるように見えるかな」

「奏は途中で気づいて、この後に備えてるみたいだけど」

 訓練スペースに向かいながらを缶コーヒーを片手に、今現在訓練場で行われてる模擬戦の様子を優夜と二人で見ている。
 まぁ、ぶっちゃけるとさっきの仕事結局優夜に手伝ってもらったし、余裕で見てても大丈夫なんだけど。

「……俺らFW組と話したこと無いしなぁ」

「まぁ、そうだな。話そうと思っても案外会わないし。まぁ仕方ない」

 実際そうなんだよな、俺らって案外こっちの仕事が忙しくて、FW組とあったこともなければ、食事も一緒になったこともない。そんぐらい時間が咬み合わない、咬み合わないはずなのに。

「何でロングアーチの面々は、FW組と仲いいんだ?」

「さぁ、やっぱり波長があってんじゃないの? その割には時雨も紗雪もあったことがないって言ってたけどな」

 まぁ、いいや。響達が来たんだし、これからは会う機会もあるだろう。さて、これをこうして、あれをこうすれば……

「良し終わっ
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