暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
[5/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の魔法陣を展開させて、呼吸を一つ。コチラに向かってくる相手に集中をする。
 後10秒。
 向かってくる方向を見据えるけれど、茂みで見えにくい。
 アークが念話内でカウントをしてくれる。後5秒、4、3、2、1。

「ファイア!」

 アークから砲撃を撃ち出す、反動でちょっと後ろに下がる、同時に目の前の展開していた魔法陣に当たって、

[Avalanche・Canister!]

 赤黒い砲撃が魔法陣を通して散弾状に変換されると共に、茂みへと降り注ぐ。

「カートリッジ、ロード!」

[Road Cartridge!]

「ありがとアーク、いくよギル!」

[Yes, sir.]

 カートリッジで増大した魔力をギルに預けて、そのまま振りかぶって!

「撃って!」

[Blutiger Dolch!]

 赤黒い魔力が、魔力光と同じ短剣へと代わり、二段目の弾幕として煙の中に居る誰かに目がけて放つ。
 が、中に居た反応が一気に後退。加えて別の方向から誰かがやってくる反応に気づく。

(……ダメか、砲撃だけでもちゃんと確認してから撃つべきだったかな)

(えぇ、ですが不意打ちとしては十二分かと。それに向こうも分が悪いと思ったから下がったのかと思われますし)

(別のところから接近する反応がありますが、後退した人には追撃しないですか?)

(うん、このまま緋凰空曹の元へと戻るよ)

 そのまま下がる反応をほっといて、空に上がる。そして、索敵を開始し緋凰空曹の反応を探して、そっちに向かって移動する……叶望一等空士も退いたみたいだけど、この後の作戦はどうするんだろう?
 そんなことを考えながら、緋凰空曹を含めた三人と合流した。


――side響―― 

 なんか分からないけど、急に震離が斬りかかってきて、それを受け止めながら展開していたモニタを覗く。
 そして、流と、多分場所と反応的に多分エリオ……だと思う。その二人の戦闘を観察して思う。

「……ただの武装隊じゃねーな」

「え、何? 聞こえない」

「なんでもない、というかいい加減杖を下ろせよ!」

「ちぇー」

 納得いかないみたいな顔をしながら杖を下ろす震離。ていうか、俺のほうが納得いかないからな? 分かってんだろうけども。それよりも、今の問題は流だ。
 別に砲撃は構わない、人によって差があるんだし、それが得意なのかもしれない。剣に魔力を通して、短剣を飛ばすのも構わない。それが得意なのかもしれないし。ただ。

 今の戦い方は納得いかない。

 意思のあるデバイスを持っているからかもしれない、接近する敵に対する反応が少しだけ違うのは。
 たしかに流はかなりの戦闘経験があるんだろう。武装隊にいたみ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ