第25話
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遅れるように猟兵達にクロスベルを…………!」
アルベリヒの話を聞いたユウナは驚いた後アルベリヒを睨んだ。
「――――――そういう事だ。”北の猟兵”達にはアルスターの民達の殲滅が終わればクロスベルから撤収するように指示する予定になっている。」
「僕達の目的はあくまで”アルスターの民達の殲滅”だ。クロスベルが大切ならば、アルスターの民達を僕達に引き渡してくれ。」
「どこで襲撃の情報を知ったかは知らないが…………どれだけ抗おうと、お前達如きでは我らの計画の障害にはならない。理解したならば諦めてアルスターの民達を――――――」
ジークフリードとゲオルグが答えた後にアルベリヒがエステル達を見つめて嘲笑して答えかけたその時
「―――ならば俺達からも言わせてもらおう。”お前達如き”で俺達の”覇道”を止められると思っている事自体が大間違いだ。」
突如ヴァイスの声が辺りに響いた!
「何…………ッ!?」
「この声は…………」
「ったく、まさにタイミングを見計らっていたとかし思えねぇぞ。」
ヴァイスの声を聞いたアルベリヒが驚いて周囲を見回している中ティオは明るい表情を浮かべ、ランディは苦笑した。するとエステル達の上空にステルス機能を解除した”ヴァリアント”が二隻現れると共に、北の猟兵達を包囲するようにプリネ、ツーヤ、レーヴェ率いるメンフィル帝国軍とエヴリーヌ、アル、パティルナ、エイフェリア、リューン率いるクロスベル帝国軍がそれぞれ転移魔術によって次々と現れた!
「メンフィル・クロスベル連合軍やと…………!?」
「ステルス機能を搭載した戦艦に兵達を待機させて、”転移”による包囲網…………!」
「バカな…………最初から襲撃が読まれていたというのか!?」
「アハハ、こんな事、”西ゼムリア通商会議”の時以来だね〜。」
メンフィル・クロスベル連合軍の登場にゼノは驚き、レオニダスはすぐにメンフィル・クロスベル連合軍の行動を悟って声を上げ、ガレスは信じられない表情で声を上げ、シャーリィは暢気に笑っていた。そしてエステル達の前にヴァイス、リセル、リウイ、イリーナ、ペテレーネ、エクリア、リフィア、ゼルギウス、シグルーン、リアンヌ率いる鉄機隊、リィン率いるリィン隊に加えてセリカ、サティア、ロカが転移魔術で次々と現れた――――――!
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