第25話
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でね。フフ、12年前のハーメル事件でも多少は役に立ってもらったものだ。」
「ッ…………どういう事だ?」
「それって教授がエレボニアの主戦派を曝して起こしたっていう…………!?」
「…………どうやら”ハーメル”の件には隠された事情がまだ残っていたみたいだな。そして今夜――――――いや昨夜起こった”アルスター襲撃”、アルスターの人達を護送している俺達の前に現れた事、更にあんたがオズボーン宰相と手を組んだ事を考えると…………――――――あんたが猟兵達に”アルスター襲撃”を依頼した”依頼人”なのか!?」
アルベリヒが口にしたある言葉を聞いたヨシュアとエステルは血相を変え、ロイドは真剣な表情でアルベリヒを睨んで問いかけた。
「クク…………ハハ…………ハハハハハッ!見事だ!まさにその通りだよ!まさかたったそれだけの情報で、それも僅かな時間で私に辿り着くとは正直驚いたぞ!」
「あ、あんですってぇ…………っ!」
「つまりアルスターの件の”黒幕”はその男という事か。」
「ッ…………何故、”第二のハーメル”を生まれさせようとした!?それも”ハーメル”の時のようにリベールに冤罪を押し付けて、エレボニアとメンフィル・クロスベル連合との戦争にリベールを巻き込もうとしている!?」
声を上げて笑った後に答えたアルベリヒの答えにエステルは怒りの表情を浮かべ、ジェダルは静かな表情でアルベリヒを見つめ、ヨシュアは怒りの表情でアルベリヒに問いかけた。
「フフ、全ては”地精”の悲願である”巨イナル黄昏”を成就させる為とだけ言っておくよ。」
「”巨イナル黄昏”…………?」
「意味は全くわかんねぇが、シャーリィ達どころか結社まで関わっているとなると”碧き零計画”と同等か、それ以上のロクでもない計画なのは間違いねぇだろうな…………」
アルベリヒの答えの意味がわからないエリナは眉を顰め、ランディは厳しい表情を浮かべた。そしてアルベリヒが指を鳴らすと数百人の北の猟兵達や軍用犬達が一斉に現れてバスを守っているエステル達やロイド達を包囲した!
「”赤い星座”や”西風の旅団”とも恰好が異なる猟兵という事は彼らが課長達の話にあったクロスベルに潜伏していた…………!」
「”北の猟兵”なんだろうね〜。」
「これ程の数の猟兵がクロスベルに潜伏していたなんて…………」
北の猟兵達の登場にノエルとシャマーラは真剣な表情で呟き、エリィは不安そうな表情を浮かべた。
「ほう?まさか彼らの存在を把握していたとは。ちなみにだが”北の猟兵”はここにいる者達だけでなく、他にもいるが…………その者達は今頃クロスベルを襲撃している――――――かつてクロスベルを独立させる為にディーター・クロイスが雇った猟兵達がクロスベルを襲撃した時のようにね。」
「なっ!?それじゃあロスベルからの応援が着くのが
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