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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第25話
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限りの”執行者”や”蛇の使徒”の中に彼らはいない。だけど”転移”を使ったという事は恐らく結社と何らかの繋がりがある組織の可能性は高いと思うよ。」
黒衣の男達の登場にミントは困惑の表情で声を上げ、ロイドとランディは警戒の表情で男達を睨み、エステルに訊ねられたヨシュアは男達を警戒しながら答えた。

「フフ、初対面でそこまで見抜くとはさすがはかの”白面”殿に仕込まれただけはあるようだね?」
「あ、あんですってぇ…………!」
「ど、どうしてパパの事を…………」
「…………まさか貴方は…………」
「アルスター襲撃の件から今の状況、そして”白面”が知人であるという発言から考えて…………結社の十三工房に参画していた集団にして結社を裏切り、鉄血宰相と手を組んだ”黒の工房”の関係者――――――特に黒衣の”不死者”である貴方はその責任者ではなくて?」
男がヨシュアの過去を知っている事にエステル達が血相を変えている中フェミリンスは自身の推測を口にした。
「ええっ!?それじゃああの黒衣の男も不死者なんですか!?」
「ええ…………それとそちらの仮面の男も”不死者”ですね。」
フェミリンスの推測を聞いたリリカは驚いて黒衣の男を見つめ、リリカの言葉に頷いたユリーシャは真剣な表情で仮面の青年に視線を向けた。

「ハハ、ご明察だ。黒の工房長にして”地精”の長である”黒のアルベリヒ”だ。」
「”蒼のジークフリード”。”地精”に所属している。」
「…………ジョル――――――いや、”銅のゲオルグ”。同じく”地精”に所属している。」
「”地精”…………初めて聞く組織ですね。」
「あのアルベリヒという男の発言からして、恐らく”地精”とは”黒の工房”の別の呼び方――――――いや、”地精が組織としての真の名”なのだろう。」
黒衣の男――――――黒のアルベリヒ、仮面の青年――――――蒼のジークフリード、そしてジョルジュ――――――銅のゲオルグがそれぞれ名乗った後に呟いたセティの疑問にロイドがアルベリヒ達を睨みながら自身の推理を答えた。

「ハハ、またもやご明察だ。さすがは誰よりも早くクロイス家の”真実”に辿り着いたガイ・バニングスの弟と言った所かな?」
「ガイさんの事まで知っているなんて…………」
「…………どうやらその口ぶりだとディーターさん達とも――――――いや、それどころかヨアヒムを含めた”D∴G教団”とも何らかの繋がりはあったようだな?」
アルベリヒのロイドに対する評価を聞いたティオは不安そうな表情を浮かべ、ロイドは厳しい表情を浮かべてアルベリヒを睨んで指摘した。
「フフ、”そちら”に関しては私はそれ程関わっていない。――――――かつて結社の前三柱の”白面”殿とはそれなりに懇意にさせてもらっていた。自律稼働型の小型戦術殻のテスターになってもらう形
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