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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第25話
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いや、一部は俺も今日会ったばかりの連中なんだが…………――――――そんな事よりも、本当にアンタ達は俺達が護送している連中が”狙い”でここに現れたのか!?」
懐かし気な様子で話しかけたルトガーに対して疲れた表情で答えたランディだったがすぐに気を取り直して厳しい表情で問いかけた。
「我らがこの場にいる…………それが答えだ。」
「ま、俺達としたら”虐殺”みたいな趣味の悪い事はあんまり好まへんねんけど、”依頼人”の”要請(オーダー)”やからな。」
「!やはりあんた達は”アルスター襲撃”を指示したエレボニア帝国政府と何らかの形で繋がっていると思われる”依頼人”に雇われているのか…………!」
レオニダスとゼノの答えを聞いたロイドが厳しい表情で推測を口にしたその時
「アハハ、要請(オーダー)を受けたのは”西風の旅団”だけじゃないよ!」
ルトガーとは逆の位置の遺跡の壁に現れたシャーリィとガレスが跳躍してルトガー達の傍に着地した。

「”赤い星座”まで…………」
「なっ!?”赤い星座”って事はあの二人がクロスベルを襲撃した猟兵達の…………!」
「シャーリィ、ガレス!てめぇら叔父貴やザックスが殺された上”赤い星座”自体が衰退しながらも性懲りもなくまた、クロスベルに喧嘩を売りに来たのか!?」
シャーリィとガレス――――――”赤い星座”の登場にエリィは不安そうな表情を浮かべて呟き、エリィが呟いた言葉を聞いて驚いたユウナは怒りの表情でシャーリィとガレスを睨み、ランディは厳しい表情で二人に問いかけた。
「若に逆に聞きますが、我々”赤い星座”がシグムント様を含めた多くの団員達を殺害した挙句”赤い星座”を”西ゼムリア通商会議”で”国際犯罪者”扱いして我々を徹底的に嵌めたクロスベルに対して”報復”も考えないような”負け犬”にまで落ちぶれると思っていたのですか?」
「どう考えても八つ当たりじゃないですか…………」
「貴方達がそんな事になったのも、全部貴方達自身の悪行による自業自得じゃないですか!」
ランディの言葉に対して厳しい表情で反論したガレスの説明を聞いたティオは呆れ、ノエルは怒りの表情で指摘した。

「ま、シャーリィはそこの所は興味ないんだけどね〜。シャーリィが新しくお世話になる事になった”結社”も今回の件に関わっているから、”赤い星座”の猟兵兼”執行者”としてもランディ兄が護ろうとしている人達の殲滅をしなければならないんだ〜。」
「あ、あんですって〜!?って事は貴女も結社の”執行者”の一人なの!?」
シャーリィの答えを聞いてロイド達やヨシュア達と共に血相を変えたエステルは厳しい表情でシャーリィに問いかけたその時
「フフ、執行者No.]Z――――”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランド。それが結社の新メンバーとなった彼女のナンバーと二つ名さ。」

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