暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第24話
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
連絡で先程知ったばかりだが…………”ハーメルの惨劇”はエレボニアの機密情報の中でもトップクラスのもので、もしその内容を流布すれば、恐らく帝国機密法に接触し、国家反逆罪に問われる可能性が非常に高いものだ。」
「こ、国家反逆罪に問われるって…………」
「”百日戦役”―――”戦争”にも関係している出来事なのだから、恐らくはエレボニアにとっては外部―――他国もそうだけど、自国の民達にも知られれば相当不味い内容なのでしょうね…………」
「つーか、あのリア充皇帝はそんな情報をどっから仕入れてきたんだよ…………」
ロイドの質問に対して少しの間重々しい様子を纏って黙り込んだ後答えたセルゲイの答えにノエルは信じられない表情をし、エリィは複雑そうな表情で呟き、ランディは疲れた表情で溜息を吐いた。
「………………………………」
「ティオ?もしかして今の話について何か知っているのか?」
一方複雑そうな表情で黙り込んでいるティオの様子に気づいたロイドはティオに訊ね
「はい…………わたしが”影の国”事件で巻き込まれた際にエステルさん達を始めとした様々な”立場”の人達とも出会い、その人達の中にはエレボニア帝国の皇族のオリヴァルト殿下も含まれている事は皆さんもご存知でしょうが…………その時にわたしはエステルさん達からも”百日戦役”の裏に隠されていた”真実”である”ハーメルの惨劇”についても教えてもらっているんです。」
「へ…………その”ハーメルの惨劇”が”百日戦役の裏に隠された真実”、ですか?」
「…………課長、ルファ姉。その”ハーメルの惨劇”とは一体どういう内容なのか詳しく教えて頂けないでしょうか?」
「ええ、構わないわ。”ハーメルの惨劇”とは―――」
ティオの答えを聞いたユウナは首を傾げ、真剣な表情で訊ねたロイドの質問に頷いたルファディエルはセルゲイと共に”ハーメルの惨劇”について説明した。

「それじゃあエレボニア帝国政府の人達はリベールの領土欲しさに猟兵達に同じ祖国の人達を虐殺させたんですか!?」
「いえ、さっきも言ったように”ハーメルの惨劇”を企てたのは一部の過激派の”独断”と”リベールの異変”にてケビン神父に殺害された結社の”蛇の使徒”によるものよ。皇帝を含めたエレボニア帝国政府の上層部はその件を把握したのは終戦間際との事よ。実際”ハーメルの惨劇”の真実をようやく把握したエレボニア帝国政府は”ハーメルの惨劇”がリベール王国によるものであるという指摘を撤回して、即時に停戦と講和を申し出たとの事よ。」
「だ、だからと言って、それで”ハーメル”の人達が生き返る訳でもありませんし、多くの犠牲者を出したリベール王国にも謝罪や賠償とかもしなかったそうですし、その事件を公表せず、それ所か今も隠し続けているなんて…………」
「公表すれば間違いなくエレボニア帝
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ