第24話
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1月15日、同日PM10:30―――
何者かの依頼によって”ニーズヘッグ”の猟兵達がアルスターを襲撃し、その襲撃にエステル達が対抗している中、既に仕事を終えて明日に備えて休むつもりだったロイド達だったがセルゲイの通信による連絡で急遽召集をかけられ、ブリーフィングを開始した。
〜特務支援課〜
「さてと、これで全員揃ったわね…………念の為にもう一度聞いておくけど二人のキーアはちゃんと寝ているのかしら?」
「はい、さっきわたしとエリィさんが降りて来る前に二人のキーアがちゃんとベッドに入って眠っているのを確認しました。」
「それで課長、ルファディエル姐さん。こんな夜中に召集をかけるなんて、何かクロスベルで相当ヤバイ事でもあったんッスか?」
ルファディエルの確認にティオが答えたランディが真剣な表情でセルゲイ達に訊ねた。
「いや、クロスベルではそのような事を起こっていない…………まあ、後で起こるかもしれんが。」
「へ…………それってどういう事なんですか?」
セルゲイの答えの意味がわからなかったユウナは不思議そうな表情で質問を続けた。
「先程ヴァイスハイト皇帝からの直通の連絡で判明した事なんだけど…………現在、エレボニア帝国の辺境の町の一つ―――”アルスター”という町が何者かに雇われた猟兵団によって襲撃を受けているとの事よ。」
「なっ!?」
「ど、どうして猟兵団がエレボニア帝国の町を…………」
「それにその猟兵団を雇った”依頼人”は何の為にその”アルスター”という町を襲撃させるように依頼したのでしょうか?」
ルファディエルの説明を聞いたロイドは厳しい表情で声を上げ、ノエルは不安そうな表情を浮かべ、エリィは真剣な表情で訊ねた。
「ま、簡単に言えばその猟兵団を雇った依頼人とやらは”第二のハーメルの惨劇”を発生させる事で”百日戦役”を再現するつもりであるとヴァイスハイト皇帝達は睨んでいるとの事だ。」
「え…………」
「”百日戦役”って………」
「12年前に起こったリベールとエレボニアの戦争の事ですね。」
「ええ、そしてその戦争の最中にゼムリア大陸と繋がる転移門を見つけたメンフィル帝国が乱入して、リィンさん達の故郷である”ユミル”を含めたエレボニア帝国の領土を奪い取った戦争でもありましたね。」
セルゲイの答えを聞いたティオは呆けた声を出し、シャマーラは目を丸くし、エリナとセティは真剣な表情で答えた。
「課長、先程”第二のハーメルの惨劇を発生させる事で百日戦役を再現するつもりである”と、ヴァイスハイト陛下は睨んでいると仰っていましたが…………そもそもその”百日戦役”勃発の原因と思われる”ハーメルの惨劇”とは一体どういった内容なのでしょうか?」
「………………………………俺もヴァイスハイト皇帝からの
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