5部分:序曲その五
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彼等は制服の話に入る。
「色だって色々だしな」
「こんな学校も珍しいよな」
「八条町にあるからか?」
正道はこう仮定を立ててきた。
「八条学園だってあんな感じだろ」
「そういえばそうか」
「影響受けたのかね」
この町にあるマンモス学園である。八条グループが経営しており幼稚園から大学院まである。それこそ生徒だけで万を優に超える巨大な学園である。この学園も制服は生徒がそれぞれ選ぶことができる実に多彩な種類の制服を持っているのである。
「あそこに」
「絶対そうだな」
「ここ一応市立だけれどな」
神戸市立というわけである。
「それでも八条町だからな」
「八条グループの企業町だよな」
「そうそう、それそれ」
皆今度はこのことについての話になるのだった。
「俺の親父も八条グループの工場にいるんだよ」
坪本が言った。
「そこで課長やってるさ」
「課長さんかよ」
「毎日油だらけになって頑張ってるぜ」
誇らしげに一同に語る坪本だった。
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