暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第1話 始まり
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ぇ、別に構いませんけど、いくつ理由があるんですか?」
苦笑いを浮かべながら、指を二本立てた。要するに2つ理由があるということだ。
「一つは俺の個人的な考えと。もう一つはすごく大真面目な理由。一応この部屋に盗聴器とか無いかちゃんと確認したほどだしね」
「へぇ……わかりました」
苦笑いを浮かべた顔から、一気に真面目な表情へと変わって、本当に大切な話なんだと理解する。
「俺の個人的な考えは一つ。機動六課が何かに対して警戒しているから、ちょっと行ってきてくれよって話だよ」
「何かって……何ですか?」
「さぁな。それはまだ分かっていない。けどお前の親友の一人から話というかメールが届いてたろ?」
そう言えば、昨日かその前に来てたなーと。隠し言葉でちょっと気になることが出来たって、書いてあったが。任務中には見れなかったなーと。
「はい。でも昨日任務中に来てたので、この後見ようと思っていました」
「そうか、だったらいま見てみろ」
そう言われ、デバイスを操作する。俺の目の前にモニタが、表れ、そこには例のメールの文面が表示されている。そして、しばらくその文面を読み進めると。
「……へぇ」
「気づいたか。中々面白いことが書かれているだろう?」
「えぇ、コレは凄いですね」
モニタを消して、隊長の顔を見ると。腕を組んで、不敵な笑みをうかべている隊長がそこに居た。そして、ゆっくり口を開いて、
「機動六課の設立には、かの伝説の三提督、管理局のトップも関わっているんだ、とさ。それを今朝見てな。それでお前と後二人を異動させようと決めたんだ」
……確かに、ただの部隊の設立に伝説の三提督が関わるとなると、なにか有るなこりゃ。
「では、もう一つの理由。隊長が大真面目と言ったほどの理由とは何ですか?」
「あぁ、それはな――」
――――
「そう……ですか」
「あぁ、本当ならば、最初の俺の案だったら、二人か一人の何方かだったが、今回は全員で行ってもらうことなんだ。お前と奏、その親友である震離はうちの部隊にとっちゃすごく大切な、エースの一角だ。
その三人を六課に送るということは、さっき話した「やばい事」が本当に起こりそうだから送るんだからな。それにもしそれがただの取越苦労だったら、それが一番いい事だしな」
隊長の話を聞いて、頭の中は納得出来た。隊長が言った『やばい事』が本当に起こった場合に備えて俺らを送る。その上何の偶然か、あの『四人』も機動六課にいるんだから。
だけど。
「……隊長。俺は……貴方達に買いかぶられる程の人間ではありません」
「違う。お前はそれほどの人間だ。少なくとも俺なんかよりももっと上にいける。俺は、お前の―
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