暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第1話 始まり
[6/12]
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たぁ」
ふにゃっとするスバルの表情につられて、エリオとキャロの顔も少し綻んだ。
……まだ作戦中だって言うのにバカスバルは……だけど。
「そうね。取られていたら良いことには使われないだろうし、とにかく任務完了よ!」
「「「完了!」」」
私がそう言うと、スバル達も同じように言ったのが妙に気恥ずかしい。けど、それはすぐに忘れて、さっきまでいた黒髪の男の事を考える。
元はといえば、今回のこの任務は、本局第6武装隊の模擬戦中に出土したロストロギアの回収任務だ。もっと細かく言えば、ロストロギアが現れたと同時に、ガジェットも現れて、その反応を六課がキャッチして、そのまま正式に第6武装隊の隊長からの要請で、私達がここに来たというものだ。
だから、あの男もその部隊の一人なんだろうけど。なんというか、腹立つ。私たちの前に現れたと同時に、ガジェットを瞬殺して、私達に指示を飛ばした段階で、少なくとも普通の武装局員なわけがない。歳もそれほど離れてた様子もないけど、あの立ち振る舞いを見るとそこまで上の階級ってわけでもなさそうだし、何だろう。少し気になるわね。
「ティアナさん」
「え、あ、どうしたのエリオ?」
一人で考え込んでいると、エリオが声をかけてきて慌ててエリオの方を向くと、そのエリオも別の方を見ていて、その先を見てみると。遠くから誰かがこっちに向かって走ってきた。遠目から分かる位、小柄な白髮の子だ。そして、こっちに着くと。
「は……ゲホッゲホッ……! あ……その……私……本きょ……第……6……武そ……ゲホッゲホッ……隊……の」
「あぁあ、大丈夫ですよ。落ち着いて下さい」
隣に居たスバルがいたたまれなくなって、駆け寄って背中を摩る。しばらくそのままさすってもらって、ようやく落ち着いたらしく、しっかり私たちの方を向いて。
「申し遅れました、私は本局第6武装隊のオペレーターを担当しています、カナタ・イズミ一等陸士と申します。そして、今回の件。本当にありがとうございます」
自己紹介をしながら敬礼をして、直ぐにその手を下ろして、そのまま頭を下げてきた。正直戸惑ったけど、こっちも直ぐに敬礼を仕返す。
「コチラこそ援護をして頂きありがとうございます」
「いえ、本来ならば私達で片付けなければならない問題に、機動課の皆さんの力を借りてようやく事態の収集に当たることが出来ました。本当にありがとうございます」
なんか、何度も何度も頭を下げられると逆にこっちが申し訳なくなってくる。それよりも……
「あの、いいですか?」
「え、あ、はい。私に答えられる範囲ならいいですよ」
「どうして、こんな事になったんですか?」
とりあえず、一番気になっていることを質問する。初めの内
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ