暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第1話 始まり
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ル8へ』

「こちらスティール8。どうぞ」

 突然俺のデバイスを通して、管制から通信が入って思わず身構えるけど、声を聞く限りかなり安心しているようだから、こっちも少し安心する。 

『ほとんどのガジェットを殲滅し、各小隊をコレよりそちらの援護に向かいます!』

 流石。だけど。

「いや、それよりも機動課の面子と合流を優先。封印処理さえすれば多分ガジェットも引くだろうし。何より他所様の部隊の人を怪我なんてさせたら元も子もないしな」

『あ、りょ、了解です。あ、はい。各小隊に通信を入れますね!』

「了解。宜しく」

 こっちの思ってることを伝えると、急にどもり始めた。
 と言っても、多分隊長からの指示を伝えたのに、俺が違うことを言ったからなんだろうな。で、通信を入れてくれるって言うことは、俺の意見というか頼みというか、まぁ、それが隊長に認められたんだろうな。というか、うちの隊長、自由だからなぁ。まぁ、俺の指示が通る段階で、信用してくれてるんだろう。
 本当にありがたいよ全く。

「さ、というわけで。もうちょっと相手してもらうぞ」

 絶えず動きながら、ガジェット相手に言葉を発して、再び戦闘を再開した。


 ――sideティアナ――

 黒髪の長髪の男が指示したポイントまで、皆で移動して、やっと着いた。殿を務めるとか言ってたのに、全くついて来なかったけど、多分未だにガジェットと交戦しているんでしょうね。
 あの男が付いてから追撃はなくなったわけだし。突然の指示だったから、従ったけど少し腹が立つというか、なんというか。正直嫌だった。
 波状でガジェットが来るのは判ってたし、キャロの封印処理ももう少しだった。
 その上、スバルもエリオもまだいけたし、私自身もまだ余裕はあった。だから、一旦掃討してからって考えてた。
 元々、なのはさんたちからは、ガジェットになれてない人達のカバーをと言われてたんだし……それをこなしていたのに、あんな言い方されたら従うしか無い。

「ティア? 大丈夫? 他の戦線も戦闘が終わったみたいだよ」

 そんな私に気づいたのか、スバルが近づきながら話しかけてきた。指定されたポイントまで下がったと同時に、キャロがロストロギアを封印して、私がその護衛。スバルとエリオが警戒して、どうやら封印されたと同じ頃、敵も撤退したらしい。

「そう、皆お疲れ様。キャロも封印ありがとうね」

「はい! でも、アレはレリックじゃありませんでした……どうして、ガジェット達はあれを狙ってきたのでしょうか?」

 んー……そうなのよねぇ。ロストロギアの出土はわからないことよねぇ。

「……まーそれはシャーリーさん達がきっと調べてくれるし、ロストロギアには違いないし無事確保できてよかっ
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