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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第1話 始まり
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エッティの拘束ね。
前もって話して置くと、六課には『プロジェクトF』の遺産……フェイト・T・ハラオウン執務官に、エリオ・モンディアルの二名が居るし……あぁ、アルザス出身の竜巫女の女の子もいる。
まだ、あちらも掴んでないかも知れないけれど、戦闘機人だって居るわ。
それらも含めて。ある意味、最もスカリエッティが狙う部隊だと思うからね」
「……はぃ?」
部隊長の情報量についていけず、少年の視線が右往左往と泳ぐ。
「あなたの異動はもう決定事項なの……早く準備して行きなさい。
大丈夫よ。きっといい影響しかないだろうし、何より実力も申し分ない。」
だから行きなさい
風鈴
(
ふうりん
)
流
(
ながれ
)
、機動六課へ」
泳いでいた視線が定まり、隊長へと向けられる。
一瞬嬉しそうな顔をするが、直ぐに視線は下がり。
「隊長……私を武装隊に登録してたってことは……いつか私を外に出すつもりだったのですか?」
隊長からは見えないが、今の少年――――いや、流の顔はどことなく、寂しそうな目をし、視線を落としている。
「……ただの保険よ、あなたが気にすることでではないわ」
「そうですか……自分が……私が行けば部隊の人たちは死ぬかも知れませんよ……?」
「だれも死なないわ……二度も起こることではないもの」
「……わかりませんよ……私が行けば、また、あの時のようになりかねません。
それでは、行ってきます。隊長、また……またここに来られることを願っております。」
寂しそうに。名残惜しそうにつぶやいて、流は部隊長室を出て行った。
―――
流が出て行ったその扉を眺めつつ。老婆はクスリと笑みを浮かべる。
手元のコンソールを操作すると、違う資料のデータが表示される。そこに表示された文面を見てさらに笑みが深くなった。
―――元・特殊部隊第13艦隊主力、起動六課に集結中。
ブツリ、と電源が切られた。
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