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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica45旗艦ネレイデス攻略戦〜Tr?nen in der Tiefsee〜
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きた。

(あんなのが複数発、同時に爆発なんかしたら直撃じゃなくても墜とされそう・・・!)

「まずい! 潜航されるぞ!」

耳鳴りがする中で聞こえたトーレさんの声で、ネレイデスの艦体が沈み始めてるのが判った。潜航寸前はエネルギー砲は撃てないのか、私たちへの攻撃が止んだ。

「照準!」

すずかちゃんが魔力でレーザーポインターを放って着弾点を指定。エネルギーをチャージして、私とすずかちゃんは“ストライクカノン”と“フォートレス”を、フェイトちゃんとヴィータちゃんは“ストライクカノン”を、スクリューがあるはずのネレイデスの尾びれへと向ける。

「「エクサランスカノン・ヴァリアブルレイド!」」

「「ストライクカノン!」」

「「「「シュート!!」」」」

潜航されるかギリギリのところで全弾直撃・・・したけど、着弾と同時にバチン!と音がして、すべての砲撃が弾かれて消滅した。そしてネレイデスは悠々と海中へと潜航した。

「バリアじゃない。装甲に何かしらの仕掛けがあるんだ。それが判らないと・・・。持久戦だと武装端末の分が悪い」

≪警告! ロックオンされましたわ!≫

すずかちゃんが悔しげに呟いてすぐ、“スノーホワイト”が警告を発して、遅れて“レイジングハート”と“バルディッシュ”と“グラーフアイゼン”からも、ロックオンされた、っていう警告が出た。

『発射管80番から92番開放。艦対空ミサイル(ウェンディゴ)・・・発射』

ネレイデスの管制と通信が繋がったままのおかげで、ミサイルが発射されることをすぐに察することが出来た。海面から飛び出してきたのは12発のミサイル。1人につき2発が私たちに向かってきた。

「散開して回避!」

ミサイルが最高速に届く前なら空戦魔導師でも回避できる。それに速度では負けても機動力なら空戦魔導師の方に分がある。一直線に向かってくるミサイルを急上昇して回避。すずかちゃん達も回避に成功してる。

「誘導弾、注意!」

セッテさんの言うとおり、ミサイルが弧を描いて戻って来そうだった。

――フレースヴェルグ――

そこに飛来するのは白い砲撃で、旋回中によって速度が落ちていたミサイルを狙い撃ちして撃破してくれた。今の砲撃は「はやてちゃん!」のものだ。見ればはやてちゃん達がこちらに向かって飛んできていた。

『これより雷騎士討伐隊は、艦隊旗艦ネレイデス攻略に参加します! 月村主任、指示を願います!』

『了解! ネレイデスはバリアを展開しなくても、その装甲の防御力で武装端末の砲撃も防ぐの! それでも攻撃を続ければきっと装甲は疲弊する! だからはやてちゃん、浮上したら好きなように攻撃してくれると助かる!』

『なるほど! そうゆうわけなら一丁暴れようか!』
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