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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica45旗艦ネレイデス攻略戦〜Tr?nen in der Tiefsee〜
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ていて、離れることでも死ぬって言ってた・・・。

『はっはー! オメガ、バラストタンクの修復にリソースを割いた所為で、ウチへの干渉を僅かに解いた! ほらほら! 掌握率で70%越え! ウチはガンマ! スキュラ最高の管制機を舐めるなよ!』

『〜〜〜〜〜っ!! ガンマぁぁぁぁぁーーーーーっ!』

『スプリガンを解除。各兵装システムを完全デリート。・・・管制AIガンマ・・・消滅。勝った』

『ガン・・・マ・・・ガ・・・マ・・・』

ネレイデスの装甲が鉄色になる。この状態でなら魔法でも十分に損傷を与えることが出来る。でもやっぱり・・・。私たちが迷いを見せていると、『対艦チーム。あなた達は下がっていて。ネレイデスは、レールガンで沈める』フィレスさんがそう言った。

「フィレスさん!?」

『あなた達に人殺しはさせられない。そういうのは大人の仕事よ。さぁ、射線上から退避を』

『それはいい考え! それじゃあ・・・六課、迷惑をかけた。でももう大丈夫。ありがとう』

フィレスさんとガンマだけで話を進めてしまった。でもガンマを救う方法は無い。シグナムさんが「なのは、下がろう」って私の肩に手を置いた。

「主はやて。それに皆も。近くに居ては巻き込まれるかもしれません、下がりましょう」

アインスさんもそう言って、殿を務めるためかネレイデスに一番近い私のところに来た。私は一度ネレイデスを一瞥して、「ごめんなさい」そう謝って、シグナムさんやヴィータちゃんと一緒にその場から離れる。

『5、4、3、2、1、フォイア!』

――空対地レールガン(アンピプテラ)――

空から飛来する閃光4発がネレイデスに着弾、そして貫通して空いた穴から爆炎が噴き上がる。炎と黒煙を上げながら艦体が3つに割れて、それぞれがゆっくりと海中へと沈み始めた。

・―・―・―・―・―・

(あー、これでようやく休むことが出来る・・・)

ネレイデスの管制室に海水が流れ込む中、ポッド内に収められているガンマの瞳が閉じられる。まぶたに裏に浮かぶのは、父として慕っていたプライソンや、他の姉妹と過ごした日々。

(一度は海に行って、泳ごうかって話してたけど、こんな形で海に入るなんて思わなかったな・・・)

管制室内が海水に満ちる。すでに肺呼吸も必要ないガンマにとっては、全身が海水に浸かってもどうということはない。それに温度すらも感じず、ただ何かに包まれたという感覚しか判らない。

(海の中ってこんなに静かなんだ・・・。だからかな、オメガももう居ないしちょっと・・・寂しい)

管制室の明かりも消失し、そこはもう真っ暗な世界。さらに無音でもあるため、ガンマは久しく感じなかった孤独を思い出した。しかし、まぶたの裏に浮かぶプライソンやスキュラの笑
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