491部分:歌に生き愛に生きその十三
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」
何故娘が今こうなってしまっているかもよくわかっていた。むしろわかり過ぎるまでにわかっていて辛いのが今の晴美なのだ。
「だから。御願い」
「わかってます」
静かに応えて頷く正道だった。
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