第一章
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そこは強く言い切った。
「他のおなごに手を出したことなぞじゃ」
「ねえのかよ」
「手に触れたこともない」
一度もという返事だった。
「セクハラもせんぞ」
「じゃあ何でハーレムなんか持ってるんだよ」
それならとだ、健は祖父にまた言い返した。
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