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ある晴れた日に
487部分:歌に生き愛に生きその九
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ァンである千佳であった。それにホークスファンの咲と西武ファンの恵美、それと日本ハムファンの茜は阪神の縦縞の法被だけを着ている。
「法被はいいの」
「帽子だけは駄目だけれど」
 咲はこれは譲れないというのであった。
「法被はいいかなって思ってね」
「私もね」
「私も」
 恵美と茜もであった。パリーグファンの彼女達は幾分か気楽なものであった。
「それで法被は着てるけれどね」
「セリーグじゃ阪神が結構好きだし」
「だからかよ」
「それでか」
「私は全部着てないけれどね」
 見れば明日夢はメガホンも何もかもを持っていない。春華達もせめて風船は持っているというのにだ。彼女はそれさえも持っていないのである。
「ベイスターズファンの誇りがあるから」
「ああ、今日一回終わって十点差だぜ」
「また今日もひでえな」
 ここで男組が携帯を見て言う。

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