第二章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「それでかよ」
「それ有り得るな」
「昔からあの国に優しいマスコミ多かったしな」
「あの政党にもやたらそうだったしな」
「じゃあな」
「それか」
「最初から報道する気全然ないんだな」
このことに気付いた、当然ながら。
「この疑惑を知っていても」
「確信犯で報道しないのかよ」
「マスコミだけを鵜呑みにしてる奴等を騙すつもりか」
「とんでもない話だな」
「腐ってるな」
遂にこの結論に至った。
「事実を報道しないか」
「それはどうしようもないか?」
「マスコミの腐り方って何だよ」
「自分達が親しい相手ならこんな悪事もスルーか」
「洒落になってねえぞ」
「これはネットで拡散するぞ」
「チラシ作って拡散しろ」
自分達が広めようというのだ、この話を。
しかしだ、ここである者がこう言った。
「それだけだと限られてるだろ」
「俺達がやってもか」
「それでもか」
「ネットだけのことでか」
「マスコミから情報を集めてる連中まだまだ多いしな」
「連中に事実を教えないと駄目か」
「まともに世の中を知らない奴等にも」
そうした者達が多いことはわかっていた、ネットにつながっている者達は確かに多いがまだそうした者が多いのも事実だ。
それでだ、彼等はここで考えた。それでだった。
あれこれネット上で議論をはじめた、この場合はどうするかを。
「どうする?」
「ここはどうするんだよ」
「やっぱりマスコミに報道させるか」
「それしかないか」
「それがベストか」
「そうだろ、ネットしない奴は本当にしないぞ」
この事実が指摘された。
「だからな」
「ここはか」
「連中に何とかさせるか」
「マスコミに無理にでも報道させるか」
「それしかないか」
「ああ、もうな」
この疑惑を無視しているマスコミにというのだ。
「それが一番だろ」
「わざとスルーしている連中にか?」
「それは無理だろ」
「わかっていてやっている連中はどうしようもないぞ」
「過失犯はどうにかなってもな」
「確信犯はどうしようもないだろ」
「悪事だってわかっていてやってるんならな」
気付いていないなら報道する、だが気付いているどころか確信している者が動く筈がないというのだ。
「そんな連中どうするんだよ」
「あいつ等何があっても報道しないぞ」
「それでどうするっていうんだ」
「無理だろ、流石に」
「いや、金を押さえるんだ」
これをというのだ。
「ここはな」
「金?」
「マスコミの金かよ」
「それかよ」
「それだったらな」
金と聞いてだ、すぐに突っ込みが入った。
「新聞の購買数、テレビの視聴率ガタ落ちしてるぜ」
「もう完全に右肩下がりだぜ」
「雑誌だってな」
「そうなってるぜ」
「それ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ