巡狩執行
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旅は……三人だけでやってるわけじゃないことを!」
その瞬間、千屠の真横を業火が突き抜けた。オオタチは大きく飛びのいて躱し、後ろを見る。そこには、巡達新人トレーナーを引率するベテラントレーナーの女性とその手持ちであるヘルガーがいた。
「俺はお前に奏海と明季葉ちゃんを傷つけさせない、後は涼姉がお前を倒す!それで終わりだ……お前の勝手にはさせない!」
巡が宣言する。千屠は俯いて肩を震わせた。オオタチの刃でいくら鋭く切り裂いても巡を殺すことはできない。そして、涼香の操るポケモンの炎は到底あしらえるような強さではない。
「やだなあ……忘れてなんてないって、むしろ計画通りさ。教えてあげるよ……お前らが俺の生き残るための血肉に過ぎないってことをね!!」
だけど、千屠はむしろ今までで一番楽しそうに笑った。まるで畑一面に実った黄金の小麦を刈り取る瞬間のような、満足と興奮が全身からあふれ出すような快楽につつまれたように哄笑した──
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