第二章
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そうしてだ、二人で村の近くの洞窟に行くと。
オオコウモリやバンパイアバット、クロウジブスライムやクローミングモールドといった洞窟にいるモンスター達がだった。
二人に襲い掛かってきた、二人はそういった洞窟にるモンスター達を倒しつつ先に進んでいったが。
ここでだ、アルゲダスはエチェニケにどうかという顔で話した。
「あの、この洞窟のモンスター達は」
「中程度やな」
「それ位の強さで」
「モンスター達がおる洞窟か」
「ちょっと、ですよね」
こうエチェニケに言った。
「これは」
「ドラゴンがおる様なな」
「そうした洞窟のモンスターではないですね」
「ほんまドラゴンは最強のモンスターや」
ドラゴンという種族自体がだ。
「どの色のドラゴンもな」
「龍も含めて」
「そや、それだけにおる場所もな」
「モンスターも獣も強いですが」
「それがや」
「こうした中程度っていうのは」
「おかしいな」
エチェニケも思うことだった。
「どうも」
「これは何かありますね」
アルゲダスは考える貌でこうも言った。
「ほんまに」
「そやな」
「どう考えても、ここは」
アルゲダスはオオコウモリを倒してからまた言った、術を放ってそれでオオコウモリを撃ち落とす様に倒して言った。
「ドラゴン自体に会って」
「そうしてやな」
「事情を聞ければ聞いて」
「ことの次第を確かめようか」
「そうしましょう」
こう言って実際にだった。
二人は洞窟の中を進んでいった、するとその途中でサイクロプス族位の大きさのドラゴンを見掛けた。そのドラゴンは二人を見るとだった。
そそくさと隠れた、アルゲダスはそのドラゴンの動きを見てまた言った。
「ドラゴンパピーかも知れないですが」
「何か動きがな」
「人のそれの様にですね」
「ほんまにな」
「これはやはり」
「何かあるな」
「はい、あのドラゴンは若しかしたら」
アルゲダスは考える顔でエチェニケに話した。
「人がです」
「姿を変えさせられてるか」
「そうしたものではないでしょうか」
「それでか」
「はい、街や村にいられなくなり」
「ここに隠れ住んでいてか」
「それで発見されて騒ぎになっている」
エチェニケに自分の推測を話していた。
「そうではないでしょうか」
「そうか、ほなな」
「ここはです、ドラゴンにです」
今姿を隠した彼にというのだ。
「話を聞きましょう」
「それがええな」
「ドラゴンパピーはまだ人の言葉はわかりません」
ドラゴンは長寿の種族だ、その長い一生の中で人の言葉も術も学んで身につけていくのだ。ただ巨体でそれぞれの種族のブレスを吐くだけではないのだ。
「ですが正体が人なら」
「人の言葉もわかってな」
「喋ることが出来
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