第三章
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「その邪神が出て来た」
「それをどう倒すかやな」
「ここはな、二人でな」
「力を合わせてやな」
「戦うか、ケツアルコアトルとテスカトリポカみたいに」
アステカを代表する二柱の神々が力を合わせて戦った様にというのだ。
「そうしてな」
「戦ってやな」
「倒すか」
「そうしよか」
「無数の口があるが」
ピエトリは邪神のその姿から言った、見れば邪神の方で二人に気付いたのかこちらに猛スピードで向かって来る。船ごと飲み込まんとしている様だ。
「あの口で食わうと共に」
「その口自体がやな」
「弱点や、そやからな」
「口を狙ってか」
「一つ一つ潰す感じでな」
そうした風にしてというのだ。
「倒していこうな」
「ほなな」
リョサも頷いた、そしてだった。
二人は空を飛ぶ術を使って船から離れた、すると邪神はすぐに船に向かうのを止めて湖の上空に出た二人に顔を向けてだった。
無数の口から炎や氷を出して攻撃してきた、だが二人はその炎や氷をかわしつつだった。
空から一撃離脱の要領で邪神の無数の口を狙って戦い邪神の口を一つ一つ潰していってダメージを与えていった。
戦いは長く続いた、だが最後にだった。
ピエトリは自分が湖面のすぐ上にそこに立つ様に来たところで鰐の頭の巨大な口で飲み込もうとしたところで。
鰐の口に剣を突き刺した、これが決め手となってだった。
邪神は動きを止め遂に滅んだ、後は無数の金塊となり彼はリョサと共に邪神が姿を変えた大量の金塊も手に入れた。
だがその後で自分達が乗っていた船に戻ったところで彼はリョサに言った。
「邪神やモンスターが急に出たのはな」
「理由があるな」
「そやからな」
「今度はやな」
「その理由を探してな」
そうしてというのだ。
「それを正そうな」
「次にやることはそれやな」
「そうなるわ」
こうリョサに話してだった、実際にだった。
二人は邪神やモンスター達が何故湖に出て来たのかを調べた、二人は市役所に身分を明らかにしたうえでことの次第を話して邪神について湖の中と周辺を彼等が中心となって調べて回った。するとだった。
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