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ドリトル先生と姫路城のお姫様
第五幕その十

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「御殿に住んでね」
「天守閣には住んでいなかったんだね」
「天守閣は武器庫で周りを観る場所で」
「住む場所じゃなかった」
「このことも覚えておくべきね」
「是非ね、それとね」
 さらにお話をする先生でした。
「さっき秀吉さんのお話が出たけれど」
「そうそう、このお城を築いたのは秀吉さん」
「最初に築いてね」
「その後でここまで大きくなったのよね」
「そうだったわね」
「そうだよ、最初はね」
 本当にというのです。
「秀吉さんが築いたんだ」
「あの人色々なところで出て来るね」
「日本の戦国時代のことに」
「織田信長さんもだけれど」
「あの人もそうね」
「そうだよ、戦国時代は信長さんと秀吉さんがね」
 まさにこの人達がというのです。
「よく出て来るよ」
「そうだよね」
「このお城もそうだしね」
「大阪だってそうだし」
「京都にも関係あるし」
「とにかく何かとね」
「信長さんと秀吉さんは出て来るね」
 皆もしみじみとして思います。
「それだけメジャーなんだね」
「日本の戦国時代では」
「やっぱりね」
「あの人達がいないとどうしようもないし」
「色々関わっているね」
「お茶だってそうだしね」
 今飲んでいるこちらもというのです。
「茶道を広めたのもね」
「ああ、そういえばね」
「お茶もそうだね」
「茶道を広めたのも信長さんだったね」
「茶器だってそうでね」
「千利休さんを取り立ててね」
「茶道が広まってね」
 そしてというのです。
「お茶自体もね」
「日本で広く飲まれる様になったね」
「それと一緒にお菓子も出て来てね」
「日本に定着したね」
「そうなったんだったね」
「実は織田信長さんはお酒が飲めなくてね」
 何と下戸だったというのです。
「それで甘いものが好きだったし」
「それ意外だよね」
「随分過激なお話も多い人なのにね」
「如何にも大酒のみなイメージがあるのに」
「それがね」
「お酒飲めなかったとかね」
「凄い意外だれど」
 動物の皆も最初織田信長という人はかなり飲む人だと思っていたのです。
「けれどそれがね」
「実は、なんだね」
「あの人お酒飲まなくて」
「というか飲めなくて」
「甘いものもお好きで」
「それでお茶に出会ってね」
 そうなってというのです。
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