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ある晴れた日に
472部分:夕星の歌その十二
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夕星の歌その十二

「そうした場所で鉢合わせしても大丈夫なように心構えだけはしておいてね」
「ってそんなに先生達来ること多いの」
 皆それを聞いて明日夢に対して問うのだった。
「最近。どうなの?」
「ええ、最近ね」
 そうだと答える明日夢だった。
「多いのよ。だからあからさまに酔った態度は見せないでね」
「そうだな。だったらな」
「ちょっとね」
 皆彼女の言葉にあらためて頷くのだった。そうしてそのうえでまた明日夢に対して問うのだった。
「けれどさ。先生達もよく飲むって」
「何でかしら」
「それよね。あいつも酒浸りだったし」
 皆また正道を見る。とりあえず今の彼はそうではないのは安心できることだった。しかしそれだけで話が終わりではなかったのであった。
「先生達もよく飲むって」
「関係はないと思うけれど」
 誰もそれについては無関係だと思ったのである。今はだ。
「別にね」
「そんなに大変なのかな」
 竹山が腕を組んで述べた。
「最近うちのクラスって」
「っていっても」
 桐生が首を捻りながら竹山に対して言ってきた。
「竹林さんだけだけれど。入院している」
「命には別状ないんだよな」
「そうよね」
 ここでまたあれこれと話す皆だった。その中でまた言い合うことになった。
「それで結構飲みに行くって」
「お金があるにしろ」
「気苦労でもあるのか嬉しいことでもあったのか」
「多分嬉しいことじゃないと思うわ」
 恵美はそう見たのだった。
「それはね」
「あっ、そういえば」
 咲は今の恵美の言葉にその目を暗くさせた。そうしてそのうえで言うのだった。
「先生達の表情って最近暗いわよね」
「何か俯き加減だし」
「それで嬉しいことがあったってことはないよな」
「あれかな」
 また話していく彼等だった。
「家庭で何かあったとか」
「二人一度に?」
「それも不自然じゃないの?」
 野茂はそれではないかと言ったがそれはすぐに皆に否定された。
「幾ら何でもタイミングよ過ぎるし」
「おまけに二人共家庭円満で有名なのに」
 妻としてもそれなりにできている先生達なのだった。むしろ学校の先生としてよりもそちらの方が好きでできる人達と言ってもいい。
「それもないんじゃ」
「可能性かなり低いぜ」
「そうか。じゃあそれはないか」
 言いだしっぺの野茂もそう結論を出したのだった。
「やっぱり」
「けれど何かあったと思うわ」
 恵美はまだ考える顔だった。
「間違いなくね」
「あの暗い感じはそうね」
 咲もその言葉に頷く。
「それも急になったし」
「ちょっと見てみようかしら」
 明日夢はここでこう考えたのだった。
「先生達」
「スタープラチナとか白鯨に来た時よね」
「ええ。話聞
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