外伝〜アルスター襲撃〜 後篇
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いますし、現メンフィル皇帝であるシルヴァン皇帝陛下の母君は”軍神”教の”神格者”です。」
「それにメンフィル帝国には”闇夜の眷属”の人達と人間の人達だけじゃなく、色んな種族の人達も一緒に住んでいるよ!」
「な―――光陣営の神に”神核”を与える者として選ばれた者がその光と闇の陣営が共存するメンフィル帝国とやらの皇帝の母君なのですか!?」
「”軍神”…………光陣営の中でも強大な軍事力を持つ教会か。しかも、そのメンフィルとやらの皇帝の母が”軍神”の”神格者”とはな…………」
「へ〜…………何だかグアラクーナみたいだね!私の住んでいる所―――グアラクーナ城砦にも種族関係なくたくさんの人達が住んでいるもの!」
エステルとヨシュア、ミントの話を聞いたユリーシャは驚き、ジェダルは考え込み、フィアは興味ありげな表情を浮かべた。
「あれ…………?あの〜…………私が知っているメンフィル帝国についての知識ですと、確かに”シルヴァン・マーシルン皇帝はメンフィル帝国の皇帝だった方”ですけど、”今のメンフィル帝国の皇帝はリフィア・イリーナ・マーシルンという名前の女性の皇帝―――女帝”のはずですが…………」
「へっ!?リ、リフィアがメンフィル帝国の皇帝って………!」
「…………どうやら、彼らはゼムリア大陸どころかこの時代の人達ですらないみたいだね。」
(ハア…………並行世界のキーアは何を考えて西ゼムリア大陸全土が動乱の時代になりつつあるこの時期に―――いえ、”この時期だからこそ”何らかの意図があって彼らをこの時代に呼び寄せたかもしれませんわね…………)
「ううっ、ただでさえ本来だったらこの時代に留まっているべきじゃないエイドスさん達までいるのに、更に増えるなんて………しかも、サティアさんやエイドスさん達と違って、ジェダルさん達は何年後の未来の人達かの手がかりとかもないから、ジェダルさん達を元の時代に送り届けるのも相当苦労する事になるよ〜…………」
リリカの指摘を聞いたエステルは驚き、ヨシュアは表情を引き攣らせ、フェミリンスは呆れた表情で溜息を吐いてある人物を思い浮かべ、ミントは疲れた表情で頭を抱えた。
「”この身や我が主達が貴方達の時代の者達ではないという事”は…………」
「嘘でしょう〜!?異世界移動に加えて、時間移動とか、本当にどうなっているの〜!?」
「だから、それは俺達のセリフだ。―――それよりも、ミントだったか。ミントの口ぶりだと、俺達を元の時代と場所―――”迎撃都市グラセスタ”に送れるような口ぶりだったが、本当にそんな事ができるのか?」
エステル達の話を聞いてある事に気づいたユリーシャは目を丸くし、フィアは信じられない表情で声を上げ、フィアに呆れた表情で指摘したジェダルはエステル達に問いか
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