外伝〜アルスター襲撃〜 後篇
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遊撃士協会所属SS級正遊撃士のエステル・ファラ・サウリン・ブライトです!」
「同じくA級正遊撃士ヨシュア・ブライトです。」
「ミントはママ達の娘で、S級正遊撃士のミント・ルーハンス・ブライトです!」
オーレリア将軍が名乗るとエステル達もそれぞれ名乗った。
「フフ、アルスター襲撃の報を受けて急いで軍を編成して向かってみれば、まさか既に襲撃した猟兵達を殲滅した上、アルスターの民達を守り切るとは正直驚いたぞ。」
「アハハ、あたし達だけじゃ多分アルスターの人達は守れなかったわよ。今回は多くの協力者の人達の手を借りて守れたようなものだし。」
オーレリア将軍の称賛に対してエステルは苦笑しながら答え
「フッ、その多くの者達の協力を取り付ける事ができる其方の”器”である証拠なのだから、謙遜する必要はあるまい。」
エステルの答えを聞いたオーレリア将軍は静かな笑みを浮かべたがすぐに表情を戻して話を続けた。
「さてと。一応確認しておくが”手筈通り我らは保護をしたアルスターの民達をクロスベルに送り届け、その後はクロスベルが用意した護衛と其方達が引き続き護衛する形でアルスターの民達を匿う場所へと護送する事でよいのだな?”」
「あ、はい。えっと、一応あたし達も自分達だけでクロスベルに戻る手段はあるけど、できればあたし達もそっちの飛行艇に乗せてもらえるとわざわざ合流する手間が省けるから助かるんだけど…………」
「フフ、別にその程度の些事等お安い御用だ。其方達は私の専用艇でクロスベルまで送って行こう。」
「ありがとうございます。」
「う、う〜ん………今更だけど、将軍さんは他の領邦軍の人達とは色々違うよね?ミント達がエレボニアで活動していた頃の領邦軍の人達はミント達を凄く邪魔な存在扱いしていたし、内戦でも民間人の人達を凄く苦しめていたのに…………」
「ちょ、ちょっと、ミント。」
エステルの頼みに応じたオーレリア将軍の答えにヨシュアが感謝の言葉を述べた後ミントは首を傾げて疑問を口にし、ミントの疑問を聞いたエステルは冷や汗をかいた。
「ふふっ、内戦の件に関しては耳の痛い話ではあるが、少なくても私の部下達にはそのような愚かな事をする事は断じてさせていなかった事は女神達にも誓って断言できる。そして私自身は遊撃士協会はエレボニアの民達―――いや、エレボニアにとっても必要な存在である事は理解しているし、少なくても私の考えが浸透している部下達は其方達に対して邪険な態度は取らないから、安心するといい。」
ミントの疑問に対してオーレリア将軍は苦笑しながら答えた。
「ああ、それと…………―――我らに代わり、アルスターの民達を”第二のハーメル”の犠牲者にしないように守ってくれたこと…………心より感謝する。」
そしてすぐに表情を戻したオーレリア将軍はエステル達
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