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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜アルスター襲撃〜 後篇
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」」
カファルー、クー、ミントはそれぞれ全てを焼き尽くす灼熱の炎のブレス、どんな存在をも完全に凍り付かせる絶対零度のブレス、どんな強固な装甲であろうと破壊する大地のブレスでそれぞれが相手をしていたドラッケン達を滅すると共に操縦していた猟兵達を絶命させ
「これで終わりだ――――――ッ!」
「ぁ――――――」
メティサーナは全てを滅する大鎌の一撃を放つSクラフト――――――魂ヲ切リ離ス鎌斬で操縦席にいる猟兵ごとドラッケンを一刀両断して滅した!

「皆さん…………!」
「わーい、みんな、勝ったです〜!」
エステル達の勝利に結界の中から見守っていたシュリとサリアは明るい表情を浮かべ
「あら?ふふっ、どうやら私達の加勢は必要なかったみたいだね。」
「ん…………教会守っているフェミリンス…………知らせる…………」
更に教会での戦いを終わらせてエステル達の加勢にやってきたリタとナベリウスもエステル達の勝利を確認した。

「よし、こっちは片付いたから後はいきなり乱入してきたあの人達が相手をしているヘクトルを―――って、へっ!?」
「どうやら彼らには加勢の必要はなかったみたいだね。」
一方自分達が相手をしていたドラッケンの撃破を確認したエステルはジェダル達の加勢をしようとしたが、ジェダル達がヘクトルを破壊する様子を見ると驚きの声を上げ、ヨシュアは苦笑した。
「あら?フウ………来るんだったら、もう少し早く来て欲しかったわ。」
その時何かに気づいたマリーニャは疲れた表情で溜息を吐き
「それってどういう意味、マリーニャさん?」
「ママ、領邦軍の人達もこっちに到着したみたいだよ!」
「あ…………」
マリーニャの言葉の意味がわからなかったエステルだったがマリーニャ同様機甲兵の軍団―――”黄金のシュピーゲル”を先頭にした領邦軍がアルスターに近づいている事に気づいたミントが声を上げ、ミントやマリーニャが見つめている方向を見つめて領邦軍を確認したエステルは呆けた声を出し
「”黄金のシュピーゲル”という事は操縦しているのは”黄金の羅刹”オーレリア将軍だから、ようやく領邦軍が到着したみたいだね。」
ヨシュアは安堵の表情で呟いた。その後アルスターに到着したオーレリア将軍率いる領邦軍は戦後処理をしていた。

「―――お初にお目にかかる。ラマール領邦軍―――いや、”貴族連合軍の残党”を率いる”将”たるオーレリア・ルグィンだ。このような形で其方達と邂逅する事になるとはこれも”空の女神”による導きかもしれぬな、かの”剣聖”の子供達よ。」
部下達が戦後処理をしている中エステル達に近づいてエステル達と対峙したオーレリア将軍は自己紹介をし
「アハハ、エイドス本人はその言葉、滅茶苦茶嫌がっているから、あんまり言わない方がいいと思うわよ?―――初めまして、
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