暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜アルスター襲撃〜 後篇
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を見つめた。

「うわあ…………何なの、あの大きい人形の軍団は…………もしかしてリリカの親戚とかじゃない…………よね?」
「あ、当たり前ですよ!あんな可愛さが全くないものと私を一緒にしないでください!――――――というか私は今はこんな姿ですけど、元々人間なんですからあんな存在と親戚である訳がないでしょう!?」
「遺跡等を守護するゴーレムの類でしょうか…………?」
「んー…………どっちかというと”先代史文明”の戦闘兵の方に似ているかもしれないけど…………ま、どうせ壊しちゃうんだから、どうでもいいよ。」
呆けた表情で機甲兵の軍団を見つめて呟いたフィアに訊ねられたリリカは疲れた表情で反論し、ユリーシャの疑問に考え込みながら答えたフルーレティだったが、すぐに考える事を止めて凶悪な笑みを浮かべ
「お前達に加勢する”対価”は”情報”だ。――――――行くぞ!」
エステル達にある事を伝えたジェダルはリリカ達と共にヘクトルへと向かっていった。
「ちょ、ちょっと!?あーもう…………!悪いけどマリーニャさん達はあたし達と一緒にドラッケンの相手をして!さっさと倒していきなり乱入してきたあの人達の加勢をするわよ!」
「了解!」
「みんな、行くわよっ!!」
「おおっ!!」
ジェダル達を制止しようとしたエステルだったが、ジェダル達は既に戦闘を始めていた為止める事を諦めてマリーニャ達と共にドラッケンの相手をする事を決めた後号令をかけて仲間達と共に機甲兵の軍団との戦闘を開始した。

「纏めて潰れるがいい!」
「散開しろ!」
ヘクトルの重い一撃に対して仲間達に指示をしたジェダルは仲間達と共に散開して回避した。
「滅します――――――光焔!!」
「行きますよ…………!―――青月光!!」
敵の攻撃を回避したユリーシャとリリカはそれぞれ詠唱時間の短い神聖魔術で反撃したが、魔法攻撃にも耐性がある装甲でできている機甲兵にはあまり効果がなかった。

「魔法攻撃に対しては耐性があるようだが…………物理攻撃の方はどう…………だっ!!」
「うおっ!?クソッ!」
「!」
ヘクトルに一気に詰め寄ったジェダルはクラフト―――禍汲斬(ガルベリオ)で両足の関節部分を攻撃し、関節部分が攻撃された事で一瞬怯んだヘクトルはジェダルに反撃をし、ジェダルは後ろに跳躍して回避した。
「…………やはり見た目通り、物理攻撃に対しての防御力も中々のものか。だが、どうやらあの人形は”人”の姿を形どっているだけあって、関節部分は他の装甲比べると防御が薄いようだな。」
「”人”みたいに関節部分が弱いんだったら、頭の方はどう…………かなっ!」
「グアッ!?しまった、センサーが…………っ!」
ジェダルの解析を聞いたフィアはクラフト―――精密射撃でヘクトルの頭目掛けて正確無比な狙撃をし、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ